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  越後ジャーナル
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小池加茂市長の人気低落 加茂市議選に見る状況の変化  2003・2・7

 加茂市民の市民性は確かにおとなしい。脅されたり、口先でやり込められて、その時は、黙って耐えていたり、闘うよりも、引き下がる面がないでもない。しかし、それが一度ならず、二度、三度と重なると爆発する。

 小池加茂市長の人を人とも思わない最近の言動に、市外の人たちから、「加茂市民はどうなっているの」と問われて、「加茂市民も煮た豆ではない」と、「いつか、加茂市民も、小池市長打倒に立ちあがる時がくる」という含みの返事をしていると聞く。

 果たして煮た豆であるのかどうかはともかくとして、市政の実状を知る市民は、小池市長の一生懸命さを認めながらも、あまりにも、市民の声をないがしろにして、暴走する姿、それになんらの抵抗もできず、ズルズルとここまで市政を行き詰まらせてしまった市議会に対して、怒り始めていることは事実だ。

 そして、「いつか」の時は既にきている。勇気のある市民が、昨年末、「加茂商工会議所や市議会、青年会議所などが、対抗馬を立てなければ、泡沫候補であっても、俺が立つ」と表明し、刺激されてか、業界も活発な動きを見せ始めている。

 しかし、具体的な候補者名は聞こえてこない。結局対立候補は現れないのではという市民もあって、加茂市民の苛立ちは日毎に高まっている。

 小池清彦後援会の幹事長だった高井保氏が幹事長を辞任して市議選に出馬するというのも、現在の加茂市政全般に対する市民の不満の声を聞くからだろう。小池市長の1回目の選挙で応援演説をした岡君子さんが、「合併問題では田上町と合併するのがいいと考えている。市長派ということで出るのではない」と言っている。少なくとも、小池市長の人気が絶頂期に達していた4年前の状況と今の状況があまりにも異なっているからだろう。

 4年前、小池市長を支持し、当選した市議は、「自分でもどこから票が出たのかわからないというほど票が上積みされた」と言っていた。一方で、高橋誠一候補を推した小林勇前市議は、現職だったにもかかわらず、みごとに落選した。

 今度は違う。もちろん、現職の市議候補は、小池市長の方に目を向けているだろう。小池市長が3選したら、それこそ、市議会で4年間、どのような攻撃を受けるかわからないのだから。

 しかし、それは表向きで、小池市長と心中するほどの意気込みで、市長支持に回っているのは高橋禧雄市議くらい。高橋市議は、自らの支持者が小池市長支持者という面もあって、やむを得ないのだろうが、「小池市長の前掛け」を自認して行動してきた安中久市議が前回受けたようなメリットはあるのだろうか。

 そして、加茂市の市政は明らかに「流れが変わる」という方向にある。これまで、加茂市では、ほとんどなかった市役所OBの市議選出馬だが、今回、社会教育課長を退任した田沢弘一氏が、勇気を奮って出馬する。これなども、加茂市政の歴史に新しい1ページを記す大きな意味を持っている。

 定数22人、欠員2人、長期の病気療養中の安中久市議であり、実質19人で運営されていて、何ら支障はない状態だったのに、定数削減のチャンスを簡単に見送った。

 はじめは、この定数22人に据え置いたことで無投票当選も考えられたが、既に新人3人が名乗りをあげている。無投票当選阻止、加茂市の市政の健全な運営を旗印に、まだ、新人が出馬する勢いだ。現在の市議会が健全に機能しているなどと誰も思っていないのだから、この際、若手も出馬して、市政の健全化に一石を投じてほしいもの。

 さらに一人、新人が増えれば、引退する現職一人が出てくるという状況だ。また、既に地元でも飽きられている長老議員もいるのだから、この時期に新人が出馬するのはチャンスだ。揃って当選するだろう。

 いずれにしても、市長選挙、市議会議員選挙は、選挙戦を避けられない情勢になってきていることだけは確かだ。