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中小企業者へのエールにも


松本社長の「寝ないでください」


 燕商工会議所と新潟県信用保証協会が共催した経営者セミナーで、講師の鰍hBUKIの松本晋一(しんかず)社長が講演の冒頭、「寝ないでください」と参加者に求めた。それが聞いていて何とも力強く感じた。参加したのは、地元の経営者層だったが、後ろから見ていて、少し背筋が伸びたようにも見えた。

 さまざまな講演を取材することがある。平日の午後、特にこれからのように暖かくなってくると、ついついウトウトしてしまうこともある。何度か聞いたことがあるのが、「寝てもかまいません」という講師の言葉。当然、本心ではないのだろう。多少の謙遜もあるのかもしれない。どちらかと言えば、「おしゃべりされて邪魔になるよりは、寝てくれた方がまし」ということなのだろう。

 そうした講師が入る中で、松本社長は「寝ないでください」と言い切った。続けて、
「講演というのは必ずしも私たちの本業に直接影響が出るわけでもありません。そこに代表取締役が時間を割いている。私は住まいは東京で、IBUKIは山形です。全国に行くことによって多くの時間を費やしています。その代わりというか、その努力の対価は皆さんがまず寝ないで一生懸命に聞いて、いい会社になって、新潟から世界に旅立つような企業になるとか、地元の雇用を守るとか、それを願って来ています」と思いを伝えた。

 松本社長自身の経験から、自分の話が何かしらの役に立つという自信もあったのだろう。「寝ないでください」の言葉が、松本社長から燕の企業へのエールのようにも感じた。
                                              (石山)





類似品でも良いものは買う

消費者目線で、改めて考える

 NHKの朝の連続テレビ小説「まんぷく」が面白い。インスタントラーメンを生み出した夫婦を中心に展開される物語で、日清食品の創業者・安藤百福さんと妻の仁子さんがモデルのようだ。夫の立花萬平役の長谷川博己さん、妻の福子役の安藤サクラさんはもちろん、脇を固めるキャストの好演も光る。

 特に、どう見てもチキンラーメンのことであろう「まんぷくラーメン」の製造・販売に入ってからは、面白さに拍車がかかった印象。食文化を変えた世紀の発明が世に出るまでの試行錯誤と、世に出てからの反響、その一挙手一投足に見応えがある。当時、インスタントラーメンが革命的な商品だったことが感じられる。

 物語は終盤を迎え、大ヒットしたまんぷくラーメンの類似品が市場に出回ってきた。中でもまんぷくラーメンにそっくりな「本家まんぷくラーメン」の製造会社を経営する猿渡鎌作の憎たらしさはかなりのもので、どうしても萬平さん側に肩入れしながら見てしまう。

 そのような中で、先日の三条工業会の例会で講演した堀木エリ子さんが、若いころに勤めた手すき和紙の商品開発の会社が機械で大量生産される類似品との価格競争に敗れて倒産した、と話していたことが頭に浮かんだ。良いものがまねされるというのは、どこの世界でもよくある話。オリジナルの製造元の心中を察するに余りあるが、逆に考えれば、まねしてまで取り入れたくなるような価値を認められた証とも言える。

 消費者目線で考えれば、肝心なのは完成品の質なのであって、多くの場合、そこに至るまでの過程は二の次。私はインスタントラーメンで言えば、日清食品のチキンラーメンよりも東洋水産の「マルちゃん 麺づくり」の方が好きだ。元をたどれば、すべてのインスタントラーメンのルーツはチキンラーメンということになるのだろうが、だからといって麺づくりを「パクリ」呼ばわりして食べないようにする、ということはない。消費者は商品の開発秘話やストーリーに共感するし、そこに付加価値が生まれることもあるが、たとえ類似品でも良いものは買う。このような消費者心理は、作り手にとって悩ましい部分でもあるのだろう。
                                              (山口)





地場産理事長の重い宿題

駐車場不足は解決できるか

 2月19日の公益財団法人燕三条地場産業振興センター理事会の平成31年度予算の審議の中で、理事の1人が駐車場不足を取り上げた。本欄でも何度か触れているが、いろいろな人に話を聞けば聞くほど難しいと感じる。

 この日の理事会でも立体駐車場という話も出たが、潤沢な予算があれば可能なのだろう。ただ、地場産センターもメッセピアが開設から30年、リサーチコアも20年を経て、来年度はリサーチコアの空調の改修工事を行う計画で、今後も老朽化によるさまざまな改修工事が予想される。立体駐車場の整備まで手が回るのか。

 1つの解決策になるかもしれないのが、理事長の國定勇人三条市長が「理事長の立場を離れて三条市長として」話した内容で、「今、民間主体の(須頃地区)区画整備事業が遂行されているわけですが、ここから一応徒歩圏内とは思いますけども、どれだけ役に立つかどうか分かりませんが、今の地場産センターの駐車場の枯渇状況は私自身も十分に理解していますので、土地区画整理事業の中で新たな駐車場の確保は念頭に入れておりますし、1番地場産センターに近いところで駐車場を造っていきたいと思っています」。

 以前、ある施設の管理者と地場産センターの駐車場不足について話したことがある。来年度から理事長を務める鈴木力燕市長も話していたが、周辺に適地はない。「仮に新たに駐車場用地を求めるとしたら、少し離れたところですかね」と話すと、その人は、「そんなにお客さんはまじめじゃない」と一言。離れたところに駐車場を造っても、使われるのは近い駐車場だけだというのだ。確かに自分自身を振り返っても、買い物などに出掛けて、少し離れたところの駐車場の案内が出ていたとしても、近くの駐車場を、いす取りゲームのごとくぐるぐると回っていることの方が多い。だからこそ、國定市長も「どれだけ役に立つかどうか分かりませんが」と言い添えたのだろう。

 理事からの意見に今年度で理事長の任期を終える國定市長は「鈴木新理事長の力量に期待をしたいと思っております。私の遺言だと思って頂ければ」と話を振り、次期理事長の鈴木市長は「気持ちとしては十分に承知していますが、重い宿題を頂いて、すぐに名案が出ると過大な期待をされてもちょっと苦しいかな」と答えた。4月1日から2年間の理事長任期の中で解決の糸口でも見えるのだろうか、それとも2年後、再び重い宿題として次の理事長に引き継がれるのだろうか。       (石山)





アルビ・早川選手のコメントに共感

競泳女子・池江選手にエール続々

 競泳女子の池江璃花子選手が、白血病を患っていることを明かした。2020年東京オリンピックのメダル候補と目されていた日本のエースの公表は国内外に衝撃を与え、競泳界はもちろん他の競技や芸能界などから続々とエールが届いている。中でも注目が集まっているのが、池江選手と同じく白血病に見舞われたサッカーJ2・アルビレックス新潟の早川史哉選手だ。

 新潟市出身の早川選手はアルビの下部組織でサッカーに打ち込み、2011年のU―17ワールドカップの日本代表に選ばれた逸材。2012年に筑波大学に進学し、チームの関東大学リーグ1部昇格に貢献して2016年にアルビのトップチームに加入した。

 開幕戦のスタメンに抜擢されるなど将来を期待されていたが病魔に侵され、同年11月に骨髄移植手術を受け、2017年には治療に専念するために選手契約を一時凍結した。病状は順調に回復し、段階的な復帰を経て2018年11月に契約凍結は解除され、ことしに入り契約を更新していた。

 早川選手はアルビの公式サイトを通し、池江選手に対する自身の考えを公表。「周りの多くの方はどうしても綺麗なドラマのように、復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、まずは1人の人間として元気になってくれることを僕は願っています。決して明るく前向きなことばかりではないと思います。池江選手には、周りの信頼できる人たちといろいろな想いを共有して、決して1人で背負いこまず、じっくりと強い気持ちをもって病と戦ってほしいです」などとコメントしている。

 私は早川選手のコメントに共感すると同時に、自分を省みた。早川選手の言葉を借りれば、私も「綺麗なドラマのように、復帰して再び活躍する姿を見たい」ファンの1人だったからだ。一昔前に比べて死亡率は随分下がったとはいえ、白血病は誰もが知る大病。実際に闘病を経験している早川選手の言葉は重く、私のようなファンの安易な考えやスタンスが池江選手の重荷になってしまわないよう、気をつけなければならないと思わされた。

 桜田義孝五輪相の「がっかりした」発言が大々的に報道され、物議をかもしているが、あのように騒ぎ立てることが果たして、池江選手にとって良いことなのだろうか。早川選手がコメントの最後で呼びかけたように、池江選手にリスペクトと思いやりを持って、寄り添う姿勢でいることが大切なのでは。    (山口)





撮影は下町ロケットと同時期

ドラマ「日本ボロ宿紀行」に燕市

 1月25日深夜(26日未明)にテレビ東京系で放送開始した連続ドラマ「日本ボロ宿紀行」の第1話は新潟県燕市内で撮影された内容だった。燕市熊森の国道116号沿いにある「公楽園」がメーンで、道の駅国上の日帰り温泉てまりの湯も舞台になっている。昨年9月下旬の撮影で、くしくもTBSドラマ「下町ロケット」のロケと同時期だった。

 公楽園は、ゲームセンターとトーストやカップ麺などを販売する自動販売機のコインスナック、1泊3000円以下の格安で泊まれるホテルが併設されている。懐かしいような妖しいような雰囲気で、富士山が世界遺産に登録された6年前、燕市の友人に「燕市にも世界遺産級の場所がある」と紹介されたり、その後、NHKのドキュメント72時間にも取り上げられたこともあった。

 「日本ボロ宿紀行」は上明戸聡著の書籍(鉄人社)が原案で、「『ボロ宿』というのは決して悪口ではありません。歴史的価値のある古い宿から単なる安い宿までひっくるめ、愛情を込めて『ボロ宿』と呼んでいます」というのが著者の言葉。宿ではないが、燕駅近くの喫茶店「ロンドン」にも通じる懐かしさが受けて全国にファンがいるようで、「昭和レトロ」という意味で公楽園、ロンドンは燕市内二大名所といったところ。

 もう1つの撮影場所のてまりの湯に経過を聞いてみると、制作者の共同テレビジョンから直接依頼があり、撮影は昨年9月23日の開館前午前8時から10時までの約2時間、2階の大広間や駐車場などが使われたそうだ。てまりの湯では、これまでバラエティ番組の撮影はいくつかあったが同施設でのドラマ撮影は珍しいという。

 テレビ東京は県内で放送しておらず、「あとでDVDを送ってくれると言っていましたが、まだ見てないんです」と担当者は話していたが、テレビ東京のホームページ上では、2月1日まで第1話を配信している。

 全国ネットの下町ロケットに比べれば、東京ローカルの深夜ドラマは全体に波及効果は小さいかもしれないが、「ニッチでディープな層」に注目されるのは悪くない。 
                                              (外山)





「カスハラ」の種、誰にでも

年末年始、心にゆとりを持って

 最近、韓国のカスタマーハラスメントが報じられている。お客の店員などに対する暴言、暴力行為のことで「カスハラ」と略されるようだ。セクハラやパワハラ、マタハラ、アルハラと、さまざまなハラスメントがあるが、恥ずかしながら、カスハラは、今回の報道で初めて知った。

 先日、ある店で食事をしていると、レジでお客が店員に詰め寄っていた。なんとなく目に入ったくらいで、声も聞こえていなかったのだが、店員が何度も頭を下げていた。たぶん、こうした風景は、誰でも1度や2度は見たことがあるだろう。以前、サービス業で働いていたが、私自身、何度か経験もある。あきらかにこちらが悪かったこともあるし、理不尽な要求だったこともある。

 新潟県出身の演歌歌手、故・三波春夫さんの言葉に「お客様は神様です」がある。三波さんの真意は一般的に使われている意味とは違うという話もあるが、それはひとまず置いておいて、カスハラをする人は、この言葉をそのままの意味でとらえているのだろう。以前、「店員が『お客様は神様です』と考えるのは問題ないが、問題なのは『お客様は神様です』と考えるお客が増えていること」と話してくれた人がいたが、なるほどと思った。

 もう1つ、日本でもカスハラはあると、ある報道番組が取り上げていて、カスハラが起こる理由に、サービスのハードルが上がっていることも一因と解説されていた。「これくらいして当たり前」という考えを、勝手にお客側が重ねているのだろう。

 カスハラと同列に語るのは申し訳ないが、12月20日に開かれた燕・弥彦地域公共交通会議で、住民代表のデマンド交通「おでかけきららん号」の増便要望を、運行事業者のタクシー会社の経営者が「ご容赦頂きたい」、「たまにはタクシーを使ってほしい」と拒否する一幕があった。「利便性が高いと自負している」と運行事業者が胸を張るサービスだが、利用者側のさらなる充実をという声も理解できる。ただ、そこにカスハラの「種」があるのではとも感じた。

 この運行事業者の意見を受けて、別の住民代表が「おでかけきららん号は本当にありがたい」と感謝し、運行していない土曜日など、たまにはタクシーを利用したいと話すと、答えることはなかったが、運行事業者はウンウンと首を縦に振っていた。

 今年も残り10日を切った。年末年始の休みに出掛ける人も多いだろう。どこに行っても混雑するし、人間であればイライラすることもあるだろう。そんな時に心に少しでもゆとりを持つことができれば、カスハラは防げるのではないかと思う。  (石山)





オープンファクトリーで日月休み

産業カレンダーは工場の祭典期間、土日休み

 2018年も残り2週間、来年は平成最後の年であり、新元号の最初の年だ。新年と言えばカレンダーも変わる。来年は、有給休暇の5日以上の取得が義務化され、また、常態化している人手不足からも休日日数を増やす動きもあり、「働き方改革元年」とも言えるかもしれない。

 働き方改革に本格的に取り組む企業では、叶z訪田製作所もその1つ。ダイレクトメールに来年のカレンダーを掲載していたが、「SUWADAの働き方改革!」と、これまでならってきた産業カレンダーの年間105日の休日(来年は106日)から120日に増やした。一気に年間休日を15日増やしたというのもポイントだったが、さらにユニークだったのが「完全週休2日制」。完全週休2日制と言えば、土日休みと私などは思ってしまうが、諏訪田製作所では来年から日月の週休2日制となる。

 休日を、土日ではなく、日月とした理由は、オープンファクトリー。「見学できる工場となってから、お客様の多い土曜日は出勤日にしています。その代わり、月曜日を休日とするということで連休を確保してきました」とあるから、これまでもそうだったのだろう。

 土曜日出勤については、別のオープンファクトリーの企業でも聞いたことがある。お客の多い土日に少しでも対応したいと、日曜日まではさすがに難しいが、せめて土曜日は営業日にして、別の曜日に社員を休ませようという話だった。

 先日、燕三条地域に移住を決めた人に話を聞いた。縁もゆかりもない燕三条地域になぜ移住を決めたのかと尋ねると、その人は、オープンファクトリーに魅了されたと話した。年々、オープンファクトリーへのお客も増えているという話も聞く。

 オープンファクトリーと言えば、工場の祭典も年々盛り上がりを見せている。ちなみに来年は10月3日(木)から6日(日)までで会期が決定しているが、これを見込んでいるのだろう、諏訪田製作所の来年のカレンダーを見ると、唯一、10月6日が日曜日だが営業日となっている。地域でも先駆けてオープンファクトリー化した諏訪田製作所として、工場の祭典への協力姿勢が見て取れる。

 そこで産業カレンダーだが、10月6日はもちろん、前日の5日(土)も休業日だ。全部が全部、工場の祭典に参加するわけではないので、6日まで営業日にしろとは言わないが、5日くらいは営業日にしても良かったのではないかと思う。前週の9月28日や、翌々週の10月19日は土曜日で営業日だ。

 オープンファクトリー、工場の祭典は地域の強みになっている。産業カレンダーはあくまでも参考で、個々の企業で休みは決められるとは言え、協力の姿勢が見えてもいいのではないか。                               (石山)





なぜ県内4社に選ばれたのか

県央唯一のキティ御守授与所に物語

 大みそかから正月三が日にかけての寺社、二年参りの概要を取材している。各寺社で御札に加えて、熊手、破魔矢などの縁起物を授与している中、燕市宮町の戸隠神社では、サンリオキャラクターのキティの御守や干支ぬいぐるみ御守を授与する。

 取扱会社の授与所リストによれば、キティの干支ぬいぐるみは県内では戸隠神社を含めて4社、サンリオキャラクターの御守は新潟懸護国神社や新潟市の白山神社、長岡市の蒼紫神社など14社に限られていて、県央地域では戸隠神社が唯一の授与所。

 一時の勢いは収まり、決算情報などを見ると潟Tンリオ本体の業績も厳しいようだが、キティには根強いファンがいるのも事実で、依然として魅力的なキャラクターには違いない。

 なぜ、戸隠神社が、キティの御守の授与所になっているのか興味深い話を聞いた。同神社とサンリオとの付き合いは古く、以前にサンリオが業績を悪化させた中でも変わらずに授与所であり続けたことで付き合いはさらに深くなり、1990年代後半にタレントが火付け役となって爆発的なキティブームが到来した時にも変わらず御守が供給されたそうだ。

 本当に苦しい時に手を差し伸べたことで関係が強固になったというのは、他の業界でも聞くことがある話だが、かわいらしいキャラクターのぬいぐるみ御守にもそういった物語があると考えると、ありがたみが増す気がする。御札や御守は1年経ったら、授与所にお返しするのが一般的だが、ぬいぐるみ御守は何年も所有し続け、干支をコレクションする人が多いそうだ。  (外山)





切れないワイヤーロープ燕三条で?

日本郵便がOKIPPA実証実験

 12月3日に行われた公益社団法人会燕地区会主催の経済講演会で、講師を務めたフリーアナウンサー、小野澤裕子さんが、日本郵便が東京都の一部で「OKIPPA」と呼ばれる置き配バッグを利用して、再配達を減らすための実証実験が始まると紹介され、「ワイヤーがすぐに切れちゃいそうで」と、金属加工の集積地、燕三条で細くて切れないワイヤーが開発できれば大きなビジネスになると話していた。

 この「OKIPPA」は、東京の会社が開発した商品のようで、「置き配」の仕組みは、配達の時に置き配を希望し、その時間に玄関前に小さく折りたたまれたバッグをつるしておくと、配達する人がバッグを広げて荷物を入れるという仕組み。当然、心配になるのは盗難だが、説明によればバッグとドアをワイヤロープでつなぎ、また、バッグには特殊の防犯ファスナーが使われていて、カギをかけると開けられないのだという。追跡機能のあるアプリとも連動しているようだ。

 言うまでもなく、背景にあるのは再配達の増加による配達員の負担軽減。配達業者の人手不足がクローズアップされ、大手が休日日数を増やすなど対策に乗り出したという報道が以前あったが、人手不足はますます深刻になっているのだから、その前に手を打つということだろう。

 このワイヤロープを小野澤さんは、なんとも頼りなく感じたのだろう、そして、燕三条のものづくりのヒントになるのではと紹介した。

 インターネットも含めてほとんど通販を利用することはなく、再配達と言えば、親展で届くカード類くらいなので、個人的には、OKIPPAの必要性を今のところ感じていないが、通販などを利用する人にとっては受け取る側も、わざわざ再配達の連絡がいらなくなると考えれば便利と感じるのだろうか。

 今回の実証実験が成功すれば、他の配達業者も続くだろうし、小野澤さんの言う通り、一気に全国に広がるだろう。当然、今のワイヤロープも一定の強度があるからこそ成り立つのだろうが、さらなる強度のワイヤロープ、燕三条地域で開発を試みてもおもしろい。                                    (石山)




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