ジョン・ウエイン+ジャッキーチェン=
小日向白朗?2
小日向白朗について語る会によせて(3)
白朗研究会 佐藤海山
白朗の決闘シーン2
白朗の決闘シーン、前回は「単家堡子の決死隊」をとりあげました。今回は、ジャッキーチェンです。ジャッキーチェンは、少林寺の系統、白朗は千山の武当派拳法です。双方とも、中国に数ある拳法中の2大流派です。ジャッキーチェンについては、私がくどくど説明するまでもなく皆様の方がよくご存知でしょうから、白朗の拳法修行の地「千山無量観」(写真1)と「小菊花との対決」について書かせていただきます。
千山無量観(せんざんむりょうかん)
大正11年(1922)晩春、白朗は今までの決闘や戦闘で負けた相手の亡霊を見るようになり、昼も夜も眠れないようになり、ついには暴れるようになった。心身ともに疲労困憊した白朗をこころよく受け入れてくれたのが、全遊撃隊員の崇敬を一身に受ける千山無量観の葛月T(グウユウタン)老師(写真2)でした。葛月T老師は、白朗の入門式を終えて、日本名を小日向白朗。中国での姓を尚(シャン)、名を輔(フウ)、号を旭東(シュイトン)と命名する。白朗は、標高550メートルの千山で心身共に鍛えられ、いつしか亡霊は消えうせてしまった。
小菊花(シャオジュイホア)との対決
大正12年(1923)初秋、白朗は小菊花との対決を葛月T老師に命ぜられる。小菊花は、千山で修行をし、拳法では、並ぶもの無き凄腕と恐れられた。この凄腕をもって世間で悪行三昧を尽くしていたので、葛月T老師も最終決断を下したのである。ということは、この勝負に勝った方が武当派拳法の第一人者となるのだ。勝負は、見事白朗の勝ちとなったが、ギリギリのところでの勝利であった。この条りは、ぜひ9月15日復刻の朽木寒三先生、新装改訂版『馬賊戦記』(上下巻、各定価1890円)で、手に汗を握って読んでいただきたいと思います。
白朗研究会のホームページから
国内外から「馬賊の書込み板」に書き込んでいただいています。中国留学中の宿舎で『狼の星座』を何回も読んだ方。『馬賊戦記』の影響で中国好きになり、20年近く前から中国語を学び北京に留学し、現在は香港で生活されている方。30年位前の中1の時、血沸き肉踊るような勢いで読まれた方。などそれぞれに思い入れがおありのようです。白朗の地元三条市には、どれくらい方が白朗の真実をご存知なんでしょうか?
この三条に「偉人」といっても過言ではない、こんな凄い人物がいたんですね!『アラビアのロレンス』とは比較にならないスケールの大きさです。いかがでしょうか、今年はくしくも、朽木寒三先生の『馬賊戦記』、横山光輝先生の『狼の星座』、白朗の長男である故小日向明朗氏の『馬賊王 小白竜 父子2代』(近藤昌三訳、朱鳥社、本体価格1500円)の3部作が世に出現しました。三条人として、読んでおいて損はないと思います。さらに、9月16日(金)には、三条市国際交流協会のご協力で「小日向白朗について語る会」が餞心亭おゝ乃で開かれます。ご都合のつく方は参加されてみてはいかがでしょうか。
