明治の制服で「郵便です」
加茂郵便局 開局130周年記念イベント
新潟県加茂市の加茂郵便局(津端茂局長)は、10月15日、開局130周年を記念し、式典など、さまざまなイベントを行った。
上越市出身の前島密の創案により、新式郵便制度が初めて国営で実施されたのが、明治4年4月20日(旧暦の3月1日)。同局は翌年の明治5年10月15日に、駅逓加茂出張所(5等郵便局)として、加茂町字本町の五十嵐藤十郎郵便取扱役(初代局長)の自宅で開局。その後、郵便為替、郵便貯金などの預金事務、電報事務の取り扱いを開始し、昭和21年3月1日、特定郵便局から普通郵便局に昇格した。昭和52年9月26日に現在の場所に移転。平成13年1月6日の省庁再編で郵政省から総務省郵政事業庁に改編、来年、平成15年4月からは新たに郵政公社に移行することが決定している。
午前8時45分から行われた記念式典には、金谷国彦県議会議員や樋口浩二加茂市議会議長など、多くの来賓が出席した。
津端局長は、同局の歴史を簡単に説明。「民間参入が決まった郵政事業、長引く不況の中での簡易保険事業など、どれをとっても厳しい。経営環境が変わろうとも、状況が厳しくとも、お客様のニーズに合ったサービスを提供し、地域の人に感謝、感動される郵便局でありたい」と気持ちを新たにした。
来賓を代表し、永井久夫加茂市企画財政課長、金谷県議が祝辞を述べた。
職員を代表し、明治20年当時の制服を着た、郵便課総務事務官の金子武志さんが、開局130周年を迎えたことへの喜びと、今後の抱負を語った。
閉式後、同局駐車場で、明治時代の制服を着た金子さんが郵便配達に出発するのを見送る、テープカットとくす玉割りが行われた。
金子さんは、紺色の詰襟の袖口に赤く郵便マークの入った制服と、紺色の笠をかぶり、歩いて配達に出かけた。金子さんが郵便物を渡すと、受け取った人は、「きょうは何かあるの? 珍しい格好だね」などと、驚いていた。
また、同局入り口では、先着100人に、「新高梨」をプレゼントしたほか、同局130年の歩みが書かれた、「雪椿」と「トキ」の切手に記念スタンプを押した、130円記念タトウを、限定100部販売した。
ロビーでも、10月21日まで、明治5年と14年当時の制服や、記念切手の展示を行った。
(廣川)