
新潟県燕市大曲、福勝寺(黒田玲住職)は、3日午後4時から、本堂で「第27回お寺で音楽を楽しむ会Fukushoji Jazz inn Open!W〜岡部洋一と新潟の仲間達」を開催。60人余の聴衆は、フリージャズからスタンダードまで幅広い内容の音楽に酔いしれ、ラストにジャズコンサートの名物になった黒田住職の読経に合わせた出演者全員のパフォーマンスを楽しんだ。
このコンサートは、新潟県三条市北四日町、インディーズ・レーベル「SLMJレコード」を主宰する長野賢一さんが、海外でも活動するパーカッション奏者、岡部洋一さんと、新潟県新潟市を活動の拠点にしているベーシスト永井孝さんの3人で結成した音楽ユニット「永井部賢一」が3月1日にリリースしたファーストアルバム「駝鳥の卵」の発売記念ライブを兼ねたもの。全体が4部構成になっていて、1部が永井部賢一による演奏。2部が岡部さんに新潟市内など、県内各地で活動しているドラマーのあたかみのるさんやピアノとボーカルのMAKIさん、ギターの五十嵐信介さんがセッションに加わったエスニックな要素を含んだ不思議な楽曲を披露。3部がYAYOIさん、MAKIさん姉妹によるツインボーカルにピアノの佐藤文孝さんが加わったスタンダードジャズ。4部が黒田住職の読経を交えたパフォーマンス。
1部、2部では、1曲目から重厚で迫力満点のフリージャズのオンパレード。聴衆は、その迫力に押され、会場は緊張感に包まれ、長野さん作曲の「ヌカに釘」では五十嵐さんの即興で、聴衆はジャズの醍醐味を味わった。
3部では、スタンダードジャズのほか、蘇州夜曲なども披露。
4部のパフォーマンスでは、黒田住職の読経に岡部さんらは笑顔で反応。ジャズでもラップでもない新しい音楽が生まれた。
コンサート終了後、新潟県見附市と新潟県長岡市栃尾地区から訪れた2人組の男性から、「見附市にも見附ジャズ倶楽部というのがあるけど、向こうはスタンダードオンリーで、まだ子どもだと感じた。よくここの聴衆は、あんな重厚なフリージャズを聞けるよ。僕らはジャズ好きだから、まだ耐えられるけど、初心者にはきついと思うよ。ミュージシャンにとっては最高の構成なんだろうけど、もう少し客のことを考えたら、もっと客が入ると思う。レベルは段違いに高いんだから」という意見も聞かれた。
(阿部)
