とにかく何でもチャレンジすること
加茂警察署長 近藤鎌一さん(56)
 3月23日付けで就任。前任は県警本部警備部警備第一課警備指導員。

 署長職は初めて、また県央地域での仕事も初めてとなる。「忙しい仕事ばかりやってきた」と話す近藤署長は、これまでに、平成16年、新潟東港の万景峰号騒ぎや一昨年のサミットG8労働大臣会合、新潟国体の天皇皇后両陛下の警衛警備などを担当してきた。「10月に朱鷺メッセで行われるAPECの警備も担当するのかな、と思ったらこちらに赴任することになった」。

 加茂、田上の印象については、「人情あり、川あり、山あり、公園あり、温泉あり、市場ありと自然豊かで暮らしやすい環境が整っている感じがする。公舎が加茂川に近いため、キジの鳴き声で目を覚ますことがあり、毎朝、加茂川沿いを散歩するのが日課」としている。

 重点的に取り組むことは犯罪や事件事故のない「安全で安心なまちづくりの推進」。「管内では自転車盗や車上狙い、万引きが多く、加茂駅前交番が受け持つ地域での発生が目立つ」とし、「警察としては、自動車、自転車の鍵かけや、貴重品を車内に置かないことを広報しながら、パトロールを通じ、できるだけ多く警察官の姿を『見せる』活動を実施したい。また万引き対策として店の経営者に陳列方法などを助言していきたい」と取り組みに意欲を見せる。

 また、交通事故については、「当署に限らず高齢者が加害者、被害者になるケースが多い」とし、「管内は交通量の多い幹線道路が多く、細い小路もたくさんある。警察としては積極的に高齢者宅の訪問や、老人クラブの会合に出席するなどして、お年寄りが事件事故の被害に遭わないように分かりやすく話しかけていきたい」としている。

 村上市出身で「川、山、伝統文化、温泉など加茂と似ているものがある」。また、自宅は新発田市にあり、家族は妻と子どもの2人。家族の都合で単身赴任となる。料理、洗濯、掃除はマメにやる方。趣味は「とにかくなんでもチャレンジすること」。ゴルフ、スキー、釣りなど興味があるものは何でもやってみる。「管内は自然に恵まれ風光明媚なところがたくさんあるから登山と風景画に挑戦したい」と意気込んでいる。

また、気になることは放ってはおけない性格で、「最近は『三条男・加茂女』という言葉が気になって仕方がない」。

 心に留めている言葉は、坂村真民の詩の中の「本気」という言葉。「本気ですれば何でも楽しい・本気ですれば何でも上手くいく・本気ですれば誰かが助けてくれる」。近藤署長は、「当署も実務経験の浅い青年警察官が多く配置されている。何事にも本気で取り組むことが地域のため、組織のため、自分のためになることを教えている」と話している。      
                                                (細山)
 2010年04月07日本紙掲載