犯罪の遭わない取り組みを
三条警察署長 富岡克隆さん(55)
 3月23日付で着任。

 前任は、新潟県警察本部警務部参事官・留置管理課長。護送中の事故がないよう各警察署の留置の管理、指導を行っていた。

 これまでに、生活安全部生活安全企画課調査官、白根(現新潟南)警察署長、地域部通信指令課長などを歴任。少年事件の捜査や地域安全活動、振り込め詐欺防止、ストーカー・ドメスティックバイオレンスの事案などに対応する生活安全の仕事を長く務めた。

 県央地区への勤務は、今回が初めてだが、平成12年に数十億円という被害をもたらしたネズミ講事件では、県内でも県央地区に最も多くの被害者がいたことから、事件対応の中心となった三条警察署と共同で1年間にわたって事件解決に当たった。

 三条市との関わりは深く母親が三条市出身。「子どもの頃に母親に連れられて三条に来た時には、まだパルムがなく、あの辺には市が立っていた」と昔を懐かしむ。また、父親の墓が本成寺に。「父親も警察官だった。三条警察署に勤務していた時に、母親と知り合って結婚した」と、2人の出会った三条市に墓を建て、「事件などで来られない時以外は、毎年お盆に墓参りに来ていた」。

 今回、改めて勤務することになった三条市については、「町は大きいけど、道が非常に複雑」という印象で交通事故防止に強い決意で当たる。

  「これから気候がよくなり事故の危険性は増す。お年寄りや子どもが事故に遭わないよう注意喚起し、合わせて悪質違反の取り締まりに努めたい」と、現在は、春の全国交通安全運動中ということもあり、全署員を挙げて注意喚起、取り締まりに当たっている。

 生活安全畑を長く務めていたこともあり、振り込め詐欺の防止、子ども、女性の被害防止、盗難などの犯罪抑止にも力を入れる。

 「泥棒や自転車盗、車上荒らしなどを防ぐには、まずは鍵かけ。ちょっと出かける時に鍵をかけずに家を空け、その隙に盗まれる。車上荒らしもちょっと買い物に行くと鍵をかけずにいってやられる。そうならないためにも、とにかく鍵かけが一番大事。ほかの犯罪でもそうだが、犯罪に遭わないための取り組みをお願いしたい。そして、万が一、不幸にも被害に遭った場合には、早目に通報してほしい。振り込め詐欺でも、被害に遭ってすぐに相談してもらえれば口座をストップして被害を止めることもできる」と呼びかける。

 7日のミニパトカーと普通乗用車の事故については、「こういう事の無いよう事故防止を徹底したい。交通事故防止を呼び掛ける見本にならなければ」と話す。

 趣味はキスの投げ釣り。「釣りといっても、子どもの頃からずっとキス釣り。ほかの釣りも試してみたことがあるが、やはりキス。キスは釣れて上がってくる時の姿が美しい。そして、何よりおいしい」と笑う。ほかにも、「健康のため」と土日は朝の散歩が日課。

 新潟市出身で、自宅は新潟市。現在は単身赴任。
                                              (石山)
 2010年04月09日本紙掲載