県央全体見回した取り組みも
ハローワーク三条所長 菅文男さん(54)
 ハローワーク巻所長から4月1日付で着任。

 燕市を管轄するハローワーク巻からハローワーク三条へ。「合同説明会や高卒求人支援など、三条と巻はこれまでもさまざまな取り組みを一緒にやってきている。今後もこうした取り組みを続けていきたい。2年間、燕市を見てきて、これから三条市や加茂市を見る。今後、こちらの事情が分かれば、県央全体を見た取り組みもできるかもしれない」と、全国と同様に厳しい雇用状況に苦しむ県央地域には心強い存在。

 2年前にハローワーク巻所長に就任する以前には、県の労働雇用課に2年間出向し、県とハローワークのパイプ役を務めた。

 昭和49年の入所で、最初の勤務地がハローワーク三条。36年ぶりの復帰に「当時は、入ったばかりで毎日の仕事で精いっぱいだった。あまり覚えていないが、毎日通勤で使っている東三条駅の駅前がスカスカしてしまった」と当時と比べる。

 現在の雇用情勢について、「景気は持ち直しの動きがあるものの楽観視はできない。雇用は一部に明るい兆しがあるが、予断は許さない」と分析。その上で、求人の確保、新卒者の就職支援、雇用調整助成金を使った雇用の維持の3点を重点的に取り組む。

 特に、求人の確保については、「景気は引き続き厳しい状況だが明るさも見えている。回復の方向に動いていった時にどういった取り組みをするか。そこで、待っているだけでなく、積極的に動いて求人を開拓する。求人を確保し、マッチングの上、充足に結び付ける。まだ、4000人近い求職者の方がいる。1人でも多くの方の就職につなげていきたい」と話す。

 ほかに、国が積極的に勧める第2のセーフティネットの1つ、訓練・生活支援給付を活用した、就職訓練を経た上での就職支援も積極的に行う。

 趣味は読書。新発田市(旧加治川村)の自宅から、毎日片道2時間かけて通勤。通勤の合い間には本が欠かせない。「とにかく乱読。小説でもエッセイでもジャンルを問わずに何でも読む」が、最近のお気に入りは、今野敏著の警察小説シリーズ「隠蔽捜査」。

 また、晴れた休日にはジョギングが日課。地元のハローワーク新発田に勤務していた平成13年から続けている。

 「始めた動機は不純だった。ハローワーク新発田は自宅から車で10分の近い距離。夏でも所内はエアコンが効いていて、車もエアコン、帰ってもエアコン。家に帰ってビールを飲もうとしたら、おいしくなかった。ビールをおいしく飲むために、汗をかこうと走ったのがきっかけ」と笑う。

 それから9年間。今は目標も。「60歳までに新潟マラソンに出たい。ハーフマラソン…いや10キロコースにしようか」。
                                              (石山)
 2010年04月22日本紙掲載