緊急雇用対策・障がい者雇用対策重点に
ハローワーク巻所長 奈良橋正巳さん(54)
 4月1日付で着任。前任は、ハローワーク南魚沼所長。

 昭和52年に入所。入所から2年を経た昭和54年に保険の適用係としてハローワーク巻に勤務。「非常に忙しかったのを覚えている」。30年ぶりの勤務となるハローワーク巻管内について、「管内では、燕の洋食器とハウスウェアが主要産業。景気が回復して求人が増えてくれれば」と願う。

 重点施策は、現下の雇用失業情勢に応じた緊急雇用対策の推進と、障がい者に対する雇用対策の推進の2本柱。

 現下の雇用失業情勢に応じた緊急雇用対策の推進では、何よりも雇用の確保。「3人の求人開拓推進員を中心に雇用確保を行う。どの業種ということはなく、業種にはこだわらず、積極的に回っていきたい」と話す。

 一般の雇用開拓と合わせ、6月から求人の受理が始まる来年3月卒業の新卒求人も開拓し、完全就職を目指す。「生徒が希望する職種に就きやすいように、少しでも新卒求人を増やしたい。ただ、厳しい雇用環境で、求人はあっても、その採用基準は高くなっている。誰でも取るという状況ではなくなっている。希望する職種以外でも、働いてみようかという意識があれば就職の可能性は広がる。第1希望だけでなく、第2、第3希望にも応募するよう学校にもお願いしたい」と、学校と連携を取りながら新卒者への就職支援にあたる。

 そして、第2のセーフティネットの定着。「生活支援給付金などの制度の利用を進め、住居、生活で困っている人に対しては、市や社会福祉協議会と連携を取りながら対応したい」と、南魚沼所長時代のワンストップサービス実施の経験も生かす。

 障がい者に対する雇用対策の推進では、平成21年6月1日現在で1・55%の雇用率を法定雇用率の1・80%に上げるべく取り組む。

 出身は村上市の旧神林村。現在は、新潟市に住居を移し、奥さんと娘さんと3人暮らし。                                             (石山)
 2010年04月21日本紙掲載