地域に溶け込み、計量を積極PR
新潟県計量検定所長 豊島義則さん(58)
 南魚沼地域振興局企画振興部副部長から4月1日付で着任。

 昭和46年の入庁から企業局、議会事務局、人事課、地方課、児童家庭課など管理の仕事に多く携わってきた。「これまでは、県職員や市町村の職員と対する仕事がほとんどだった」と話す豊島所長。県央地域と関わる仕事も行ってきたが、直接、地域を回ったことはなく県央地域での仕事は初めてといっていい。

 そうしたこともあり、豊島所長が心掛けているのが地域に溶け込むこと。毎日、昼休みになると、地域振興局の周辺を散策し、通りすがりの市民とも積極的にあいさつ。「三条を少しでも知りたいと思って、自分でできることはしようと昼休みに周辺を回っている。そこでは、地域活性化のために、少しでもお金を落とそうとお昼を食べたり、惣菜を買ったり。お昼を食べる時には、できるだけ店主の人と話そうとしている。少しでも地元の人と接していければ」と話す。

 「計量は、空気のように市民生活にとっては当たり前のもの。県民、市民が安心して営める底辺を下支えをするのが私たちの役割」と話す豊島所長。今年度から、保健環境科学研究所の職員四人が計量検定所と兼務となり、空気検査の方法などの検査を担う。これまでは、計測機器の検査は行っていたが、今後は、計測の方法まで厳しくチェック。「環境問題への意識が強くなる中で、空気検査にも注目するのが行政の役割」と豊島所長。

 また、昨年度も子ども向けのイベントを実施するなど、計量の役割を広く市民にPRするための活動に努めたが、今年度はさらに力を入れる。「県民、市民は計量についてよく知ってもらえていない。なぜ必要かということを少しでも知ってもらいたい」と、毎年行っている計量計器の展示などを、今年度は県内各地で行いたい考え。加えて、「理解できなくても、こういうものがあると知ってもらって興味をもってもらえれば」と、各学校への貸し出しの考えも。「早く県央地域に溶け込み、その上で、計量検定所のことも知ってほしい」。

 「人がすることで、自分にできないことが嫌。何でもやってみよう」と、多趣味の豊島所長。中でも、「峰雲」の号で、30年以上続けている書道は、県展奨励賞、芸展会員、新潟県書道協会評議員、新津市展無鑑査の腕前。「墨をする匂いが好きで、筆を買ったら書きたくなった」と始めた書道。「書がきっかけで市民と触れ合うことができれば」とも。

 新潟市秋葉区在住で自宅から通っている。
                                              (石山)
 2011年04月29日本紙掲載