お客様視点で地域に愛される駅に
東三条駅長 八幡昇さん(51)
 「お客様の立場に立って、困っている人がいれば親切に対応していきたい」。今月1日に着任した八幡さんは、お客様第一の駅運営を目指す。

 昭和53年、JR東日本旅客鉄道鰍フ前身、日本国有鉄道新潟鉄道管理局に入社。昭和57年からは、新潟車掌区の車掌として弥彦線の車掌なども務めた。「ちょうど、三条市内の高架橋ができるかどうかという時に走っていて。昔は、町中ですごい細い線路で、いつ人が飛び出してくるかと冷や冷やで」と八幡さん。

 その後、平成7年からは、社内販売や駅中の食堂などを経営する、JRのグループ会社、日本食堂(株)(現・日本レストランエンタプライズ)に出向。ハンバーガーショップ「サンディーヌ」の大宮店、西日暮里店、上野大連絡橋店などで勤務。「車掌からの出向は初めてで。さらに、ハンバーガーを作るという通常ではなかなかない仕事。厳しかったけど、おもしろかった」と、当時を振り返り笑う。

 平成10年にJR東日本新潟支社に戻ると、営業部のサービス担当に。「民営化して10年、本格的に社内でお客様満足度の向上に取り組み始めたころだった。それまでは、お客様の声を聞くシステムは無かったが、お客様がどういう希望を持っているのか、お客様の声を集め、改善に取り組んだ」と、その時の経験を生かし、東三条駅でもお客様視点に立った運営を心掛ける。

 平成15年から平成17年までは新潟駅の内勤総括助役として勤務。その時に発生したのが、JR羽越本線脱線事故。事故当日はもちろん、復旧には45日間を要し、その間はバスの代行輸送で対応。その時の代行の指揮を取っていたのが八幡さん。今でも、その時の状況は鮮明に覚えている。

 そして、その後、山形県の酒田駅副駅長、長岡駅副駅長を経て、今回、東三条駅長に就任した。

 「お客様が時間通りに目的地に着けるよう安全、安定、安心輸送を目指す」ことが大前提となる公共交通。「それでも、冬になればどうしても遅れることも出てくる。東三条駅の利用者の多くが学生。仮に遅れた場合にも、正確な情報を常に伝えていきたい」との考え。

 また、地域との交流にも重点を置く。今月初めには、地域住民や駅の利用者約800人に書いてもらった短冊を吊るした七夕飾りを飾った。来月の夏まつりにも参加するなど、地域の活動にも積極的に出向く。「地域の発展なくしてJRの発展はない。地域の方とコミュニケーションをとって、楽しい旅行があれば提案していくこともしたい」。

 出身は新潟市江南区で、現在は同市中央区で奥さんと娘との3人暮らし。趣味は「ボーリングみたいなスコアの付き合いゴルフと年に2、3回程度のスキー」。       
                                              (石山)
 2011年07月15日本紙掲載