基本は地元密着型サイト
ポータルサイト機能にシフト
新潟県 加茂商議所のバーチャルタウン加茂
リニューアルオープン
 新潟県加茂市、加茂商工会議所(阿部大爾会頭)は、10月1日、加茂市内商業者の情報発信ツールとして、インターネット仮想商店街「バーチャルタウン加茂」をポータルサイト機能にシフトするなど、リニューアルオープン。これに伴い、同日午後1時半から、同所会議室で、「バーチャルタウン加茂」リニューアルオープン発表会を開催、第1部はセレモニー、第2部は石井泰幸新潟経営大学助教授による講演会、「IT活用と企業の発展〜バーチャルタウン加茂に期待する」を開いた。

阿部会頭 「バーチャルタウン加茂」は、平成11年度に加茂商店街得々情報提供事業として、ながいきストリート構想、一店逸品開発、加茂インフォメーションセンター建設事業とともに、市行政、商店街、商工会議所が機能分担をして始めた事業の一つ。当初は、新たなビジネスチャンスの創出、インターネットでの商取引、情報発信などを目指し、ほかの地域に先駆けて立ち上げた画期的なものだった。構築運用から3年が経過した今、インターネット技術の進展、バーチャルタウンのポータルサイト機能への変化もあり、石井助教授の指導のもと、リニューアルした。

 リニューアルにあたり、市内、近郷の消費者から、直接、店に来てもらうための仕組みづくり、市民生活に役立つ活きたコミュニティー情報の発信、個店の売れるものづくり、商品開発の取り組み、情報収集から発信まで、手づくりによる地元密着型サイト構築を基本コンセプトに作成した。

 メーンは、37店舗が参加している「ちょっとお得なクーポン券」。画面上で発行されている割引クーポン券やプレゼント券などを、消費者が印刷し、直接来店してもらうことで、販促効果を狙っている。各店で利用されたクーポンは、データベース化し、消費者とのネットワークづくりに活用する。

 また、市内で開催される催し物や地域の情報、個店や商店街などの売り出し、イベントを紹介する「イベント・トピック」、市内で小売・サービス業を経営する513会員事業所の情報を紹介する「加茂のお店全員集合!」、市内の飲食業者が家庭でも簡単にできる料理レシピを紹介する「今週の献立」など、コンテンツも充実。

 そのほか、市外の人が加茂市へ来る時のために、加茂市の見所や名物、桐たんすの販売情報やイベント、特色など、役立つ情報を掲載したり、加茂市の方言、市内の様子を撮影した写真を載せることで、イメージアップも図る。

桑原理事長 セレモニーでは、阿部会頭が「ほかの地域に先駆け情報発信できたのは画期的だった。立ち上げから3年間の技術変化などに伴い、今回、お客にとってより便利で、楽しめるようにリニューアルした。インターネットは道具に過ぎず、発信したからといって、すぐに注文が来るわけではない。商品による。今回のリニューアルに合わせ、新商品開発もしてほしい。デフレの中、ものを売るのは難しいが、みんなで知恵を出し合い乗り切りたい」とあいさつ。

 桑原寛治加茂市商店街協同組合理事長は、「加茂市商店街は、まるよしの一時閉店により、予想以上に人通りが少なくなり、危機に面している。このままでは、シャッターを下ろすことになりかねない。商店街でも、常にリニューアルを心がけている。マンネリ化すると参加意欲がなくなる。ネットも同じ。バーチャルタウンをネット上の販促として、商店街一体となり頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 引き続き、職員によるバーチャルタウン加茂の新コンセプトなどについて説明した後、石井助教授の講演に移った。

 なお、バーチャルタウン加茂のアドレスは、http://www.kamocci.or.jp/town/ (廣川)