コメリ 中間期 単体、連結とも10%成長
通期売上2000億円目指す
 (株)コメリ(捧賢一社長、本社・新潟市米山四)は、10月24日、平成15年3月期中間決算を発表。単体、連結ともに、経常利益、純利益が10%成長と順調な伸びを見せた。客単価の下落を建築、農業分野でのプロ需要の掘り起こしや、客数増加でカバー。子会社ミスタージョンの黒字化などが貢献した。

 単体では、売上高759億3000万円で前期比(以下略す)12・3%増、経常利益55億6300万円、11・6%増、純利益30億5200万円、12・8%増となった。

 連結での売上高は、965億4700万円で14・2%増、経常利益は65億1600万円で13・5%増、純利益は34億8000万円で14・3%増だった。

 単体での既存店の客単価の落ち込みは3・2%。それに対し、客数5・2%増でカバーし、既存店の売上げは、1・8%増となった。

 従来からの手法、農村部など小商圏への、ハード&グリーンの出店や、資材、建材、農業資材、建築金物などのハード分野が伸び、プロ需要開拓の好調さをうかがわせる。資材などは、インターネットでも好調だった。

 一方、連結での高成長の主要因、ミスタージョンの黒字化は、情報、物流システムの共有化、取扱商品の共通化など、コメリと共有する部分を強め、大幅な増益となったという。

 5月に100%子会社化したキッコリーは、6月末までに全7店舗を改装してコメリの店名でオープンさせており、通期の決算に大きな影響を与える見込みだ。

 また、その他の子会社・関連会社は、コメリ単体の規模拡大の利益享受する格好で、増収増益になった。

 また、コメリは従来から、三条・燕地域の企業からの仕入れ、共同開発を積極的に展開しているが、今中間期では、仕入れ額を17・9%増加させ、「売上げの12・3%増を5・6ポイント上回った」。

 プライベートブランドのスターバリューの開発でも、三条・燕地域の企業との共同開発を進め、金物関係のアイテムも充実させた。9月末でスターバリューブランドは、538アイテムに達している。

 今後、コメリ単体だけでなく、ミスタージョンなど子会社での販売も始め、拡大していく方針。

 カード事業では、新カード、アクアカードの会員数が9月末で60万人を突破した。

 4月に子会社アクアを立ち上げ、コメリカードからグループ全体で使えるアクアカードに切り換え、キャンペーンの実施や、一般向けカードのほかに、事業所のためのビジネスカード、施行業者向けのプロカード拡大を図り、「コメリカードからの切り換えもほぼ終わった」状態となった。

 なお、今中間期での出店数は、ホームセンター1店舗、ハード&グリーン9店舗の10店舗で、9月末の店舗数は523店舗となっている。

 通期での見通しは、売上高2000億円、17・4%増、経常利益115億円、12・8%増、純利益63億円、11・8%増を見込んでいる。
                                                (重藤)