会社の数字見極める
2年目の経営セミナー開講 栄町商工会
人材育成事業に力を入れている、新潟県栄町商工会(森山忠太郎会長)は、今年度も後継者や若手経営者を対象にした経営セミナーを企画し、10月16日午後7時から同会館で開講式を行った。
同商工会では昨年から3年計画で、地域産業人材育成事業を実施している。
昨年度の初級編をステップアップさせ、2年目は中級編として「経営革新のためのビジネスプラン作成」をテーマに設定。
来年2月まで12回にわたって、経営分析、ビジネスプランの作成手法などに取り組む。最終目標である自社プランの作成を通して自社や自分を知ろうと、34人が受講している。
この日は、はじめに森山会長が成果に期待を込めてあいさつし、受講生が一人ずつ自己紹介。その後、早速セミナーに移った。
講師は中小企業診断士の石上芳男氏、川村明正氏、伊藤大海氏の3人。
石上氏は、オリエンテーションを兼ねて販売方法の違う二つの文具店を例に、セール期間中の鉛筆の売上げについて、それぞれのコスト計算を質問した。
受講生の考えを聞いた後、「1本当たりの利益率だけで止まっていないだろうか。会社の数字はここで終わらない」と指摘。
追加コスト、仕入改善、販促効果など検討材料を示し、複合的な考え方について説明した。
「会社の数字に強いというのは、計算に強いことではない。会社の数字に強くなるには、さまざまな可能性について検討を加えることが重要」と述べた。
講師は受講生に随時質問や意見を求めながら、授業を進めていった。
今後は県内出身の経営者による講演会なども取り入れ、ビジネスプランの基礎知識、作り方を学び、自社プランの作成実習を行う。
(斎藤)