あふれる人、物 脅威よりも市場に期待
つばめ物流センター青年部会中国視察
新潟県燕市、つばめ物流センター青年部会(志田收会長・24会員)は、9月下旬、中国視察を行った。
あふれる人と物に、脅威よりも市場の大きさが持つ可能性を感じたようだ。
青年部会は、視察研修事業をほぼ毎年実施。行く先は大半が国内だが、アメリカ視察も2度ほど行っている。
以前から中国が視察先の候補にあがっていたことや、浙江省永康市から、第7回中国五金博覧会の来賓として招待されたこともあって、視察が決まった。
青年部としては初めての中国視察。9月25日から29日までのスケジュールに、五金博覧会や義烏(イーウ)の自由市場の見学、企業視察を盛り込み、11人が参加した。
今年の五金博覧会は永康市の市政10周年式典も行われ、たいへんな盛り上がりだった。博覧会は中国国内向けの展示会で、ハウスウェア、ステンレス魔法瓶、作業工具、スクーター、ドアなどの製品が並んだ。
志田会長は「輸出品をA級とすると、国内向けはB級といった感じ。加工技術は上がっているようだが、品質管理、仕上げの完成度はまだまだ。ただし我々が考える価格差ほど品質は悪くないのかもしれない」と感想。
「どこかで見たような商品」も多かったという。
義烏の自由市場は公設の卸売市場。あらゆる生活雑貨が売られており、中国国内のバイヤーをはじめ中近東、アフリカのバイヤーがひしめきあっていた。
建物は公設で、建てられてからおよそ10年。一部の商品ジャンルが新しい建物に移動する引っ越しの真っ最中だった。
視察した3社のうち2社も新社屋の建設を進めており、街が活気付いていた。
視察先の企業ではケトル、鍋、ステンレス魔法瓶、ザルを製造。ほとんどが輸出用。24時間稼働や、数年で年商を2倍、3倍に伸ばしている企業も。人海戦術の工程が多く、従業員も若い。ここでも勢いが感じられた。
志田会長は「品数、物流が豊富で、価格も安い。中国のマーケットの大きさを感じた」と冷静に見ている。
今回の視察をどのような形で燕産地にフィードバックしてくのかが、青年部としての課題となりそうだ。
(斎藤)