北陽産業 民事再生手続き
負債総額27億1000万円 ホテル用地が負担に
 新潟県三条市土場、北陽産業(株)(岡田正之社長)は、新潟地方裁判所三条支部に民事再生手続きを行い、11月8日付けで保全命令を受けた。

 負債総額は27億1000万円、うち大半が金融債務で、一般債務は2億3000万円と見られる。

北陽産業社屋 同社は、昭和23年設立の作業工具メーカーで、チタン合金やアルミ合金での作業工具製造を確立するなど、鍛造技術に優れている。平成2年には、販売部門を独立させ、(株)サンキーを設立している。

 資本金は9500万円、従業員は99人。

 堀川政雄前社長時代に、経営規模拡大・多角化の方針を執り、同市本町2、三条ロイヤルホテルを買収。さらに、10年前に新ホテル建設用地として、厚生連・三条総合病院跡地を購入した。

 この用地が、バブル経済崩壊と資産デフレによる地価の大幅下落で会社経営に大きな負担となり、運転資金に支障をきたす結果となった。

 今後、再生を図るべく、創立者・故堀川弘平社長の堅実経営の原点に立ち、経費削減に努めるとしている。

 金融債務の大半は、第四銀行と商工中金が占め、そのほかに三条信用金庫などからも借り入れている。

 債権者集会は14日、午後4時半から三条市体育文化センターで開かれる。

 代理人弁護士は、東京都中央区新川二、高橋正雄弁護士。民事再生手続きにより選任された監督委員は、新潟市西堀四番町、高野泰夫弁護士。
                                                (重藤)