まるよし年内6店舗オープンの見通し
マルイ、清水商事で5店舗 本成寺店は県内スーパー
 新潟県三条市本町3、(株)まるよし(吉田行雄社長)は、スポンサーが見つからず、まるよしとしての営業は継続を断念、営業譲渡の方向で模索してきたが、11月18日記者会見し、閉店している全9店舗のうち、6店舗の営業権などを譲渡し年内にオープンできるとの見通しを明らかにした。燕中央店は(株)マルイ。残る5店舗のうち4店舗は清水フードセンターを経営する清水商事(株)で、荒町店、大崎店、塚野目店の3店の譲渡を受け、加茂市のメリア店を賃貸で契約した。4店舗の経営は同社子会社の(株)フクヤが行う。最後の1店舗は本成寺店で、県内スーパーと今月中に譲渡契約を締結する予定。また、再開する店舗で130人程度の従業員を受け入れることを要望している。残る3店舗のうち、島田店は市内スーパーと交渉しているが「難しいところ」という。本店と加茂市の五番町店については再開の見込みがない状況。

 この日、午前10時から三条商工会議所で行った記者会見で吉田社長は、5店舗再開、1店舗再開の見通しという現状について「山で言うと6合目。一つの仕事を終えたという状況」と述べた。

 再開する店舗のうち、マルイが譲渡を受ける燕中央店は、営業権と設備、建物を含めて譲渡し、12月上旬にオープン。従業員は、かつて正社員13人、パート7人、臨時社員17人を採用していたが、100%に近い人数を雇用するとの合意を得ており、「それ以上に数名雇用の申し入れ」をしている。

 清水商事が譲渡を受ける3店舗と賃貸のメリア店は、年内にオープンすることを要望している。メリア店は、食品売り場と3階部分を賃貸する。従業員はこの4店舗で120人の正社員を採用する方向。

 これら再開する店舗名は、いずれも譲渡先の名称になり、清水商事が譲渡を受ける店舗は「フクヤ」になる。

 従業員の受入れについては、合同説明会を開催する予定で、納入業者については、継続して利用してもらえるよう要望している。

 吉田社長は、オープン後の店舗について「まるよしのよいところと譲渡先のよいところを合わせた店舗となり、売上げが伸びることを期待している」とした。

 再開の見込みが立っていない本店と五番町店は、今後も交渉を進めていくが、うち、最も従業員数が多かった本店の扱いについては、「県外の大型店に入ってもらいたい」としている。県外の大型店に絞る根拠は「一時、借りたいという人がいたが、非常に経費がかかる。(食料品売場の)1階部分だけの賃料では、赤字が続くので、3階から4階まで借りてもらいたい」ということで、食品、衣料、雑貨を扱う、かつての本店と同様の形態での再開を目指す。

 交渉の難航する本店の再開後も(株)まるよし自体は存続させたい考えで、「未定だが、不動産管理会社として残したい」という。

 25日に債権者に対して再開の計画を説明する。
                                                (重藤)