地域に根ざした福祉の拠点に
三条市・杉の子工房 20周年記念式典
「皆さんに感謝」と坂井所長 新潟県三条市西本成寺一、知的障害者通所授産施設、杉の子工房(坂井正弘所長・利用者25人)は、11月16日午前11時から、三条市横町、餞心亭おゝので、創立20周年の記念式典を行った。

 利用者とその保護者、来賓などおよそ150人が出席し、これまでの歩みを振り返った。

 同工房は、昭和58年4月、県が推進している心身障害者タウンホーム建設構想に基づき、県内で2番目に建設された施設。自宅から施設に通って、作業や生活の指導を受けている。

 運営している県央福祉会の関塚倫也理事長は、「20年の間、国内外でもいろいろな出来事、事件が起こり、世の中はまさに変革の時代。けれども今のような時代だからこそ、変えることと変えないことを見極めなくてはならないと思う。社会福祉の理念である人間尊厳のもと、人として自分らしい、張り合いのある生活を支える施設にしたい」と式辞。

 さらに「20歳の誕生日よかったね。おめでとう。良いところは伸ばし、悪いところは直すよう、自分自身を反省する日にもしてください」と利用者に呼びかけた。

 来賓の高橋一夫三条市長は「人としての尊厳を持てる、地域に根ざした社会福祉の拠点に」、嵐嘉明県議は「20年を迎え、ますます前進、安心して住める地域社会の一翼を願う」と今後の活動に期待を寄せた。

利用者代表のあいさつ 利用者を代表して、菅家雅史さん、小嶋詠子さんの二人が「嫌なときもありますが、頑張っています。友達もたくさんいて楽しいです。ありがとうございました」とあいさつ。

 同工房保護者会の佐藤和子会長が「我が子を託すとき、不安と熱い願いでいっぱいでしたが、今では働く喜びを見出し、生きがいにしている姿に成長をうれしく感じています」と、途中涙で声を詰まらせながら、感謝の気持ちを伝えた。

 坂井所長は「多くの皆さんに対する感謝とともに、励ましと期待に身の引き締まる思い。地域に根ざしながら、事業の拡充、利用者への質の高いサービスの実現を図りたい」と誓った。

 また式典では、運営に協力のあった企業やボランティアに感謝状を贈った。感謝状の贈呈先は次の通り。

▼(株)兼古製作所▼(株)サンカ▼(株)サンモク▼ナガハシ▼(株)長谷川工業所▼廣野産業(株)▼三条地区自閉症児を育てる会
                                                (斎藤)