中国のテレビ局、上海テレビのスタッフが、日中国交正常化30周年記念番組の取材のために、11月19日から23日まで新潟県内各地を回り、20日午後2時半からは、三条市金子新田、火造り刃物工房の外山修司さんを取材した。

 番組は、「新幹線の車窓から」と題し、全国の新幹線沿線地域の観光スポットを取材する。今回の取材では5人のスタッフが来県した。

 キャスターを務める毛丹精さんは、今回の番組について、「中国人は日本人について、経済成長の中で高度に洗練されたエコノミックアニマルのような印象を受けがちだ。しかし、ちょっと駅から離れると、伝統工芸を今に伝える外山さんのような人が住んでいる。今回の取材では、日本のさまざまな人たちの暮らしや人間性について、中国の人に伝えていきたい」と趣旨を語った。

 今回、上海テレビのスタッフは、鍛造から成形、焼き入れ、刃付けと一本の包丁を仕上げる過程を取材した。

 スタッフは、「ハイテクではなく、昔ながらの製法でモノづくりをしている職人が健在なのに感心した」と熱心に、外山さんから製法について教わっていた。

 同番組は、1回30分で週1回、一年を通して放映される。

 毛さんは、「中国は今、景気がよく、一般市民も観光先としての海外への興味が強いのだろう。世界の観光スポットを紹介する番組は多く放映されるが、今回のように、一年を通じて日本の情景を伝える番組はなかった」。

 同番組の放映開始は、来年1月からを予定している。              
                                                (三浦)
昔ながらの製法に感心
上海テレビ局 三条の工房を取材