チタンで差別化 高付加価値を追究
燕市物流センター サクライ
金属洋食器開発、製造、新潟県燕市物流センター1、(株)サクライ(桜井薫社長)は、シチズンとの技術デザイン開発提携により、チタンを用いたカトラリーを発売。
昨年はユニバーサルデザイン、今春は子供向けの商品を発表し、売り上げを伸ばしている。
ユニバーサルデザインカトラリーは、左手で持つのに便利な「レフティ」、スープの具だけをすくうのに便利な「スクーピィ」、刺す、切る、すくうの3通りの使い方ができる「スティーク」など、8アイテムを展開。
ピンク、ブルー、グリーンの3色があり、各2500円。
子供用は、スプーン、フォーク、右手で持つのに便利な「ライティ」の3種類。
イエロー、ブルー、ピンクの3色を揃え、各2300円。
子供からお年寄りまで、誰にでも使いやすく、食事の際の負担を軽減するのが特徴。
スプーンやフォークの皿の部分や、グリップの設計も行き届いている。
グリップ部は、どちらも医療器具にも使われているエラストマー樹脂を採用し、安全性を高めた。
同社では20年近く前から、ステンレスに代わる洋食器の材料としてチタンを研究。試作、開発を行ってきた。
6年前、ホテル・レストランショーに出展していた同社の「20―20ステンレス」シリーズがシチズン関係者の目に止まり、提携の申し出があった。
しばらくして、ユニバーサルデザインの思想が普及してきた。
軽い、錆びないという特徴のほか、金属アレルギーの抑制効果もあるチタンが、ユニバーサルデザインのニーズを満たすと判断。
商品開発を進め、3年掛かりでチタンカトラリーを完成させた。
桜井社長は「中国から入ってくる商品と、どうやって差別化を図っていくのか産地は必死。新しい素材、新しい機能を備えた、中国にまねのできない商品の開発が生き残りの課題」と表情を引き締め、付加価値の高い商品づくりに懸命に取り組んでいる。
(斎藤)
