よりハイレベルな技術習得へ
新校舎見学も 三条テクノスクール学校説明会
「就職のための技術を」と石渡校長 新潟県立三条テクノスクール(石渡栄一校長)は、12月12日、新校舎見学を含めた学校説明会を開催。ことし中学、高校を卒業する生徒や保護者など、20人以上が参加した。

 同校では、校舎新築に伴い、学科も再編。新たなニーズに対応した、県央地域を担う技術者の養成に、さらなる意欲を見せている。

 新校舎は、敷地面積1万8200平方メートルで、建物面積も7034平方メートルと、現在の校舎よりも2割ほど面積が増えている。

 総事業費は22億9000万円。

 鉄筋コンクリート造3階建てで、管理棟と実習棟がある。管理棟の1階は体育館と校長室、職員室などの管理部室、2階はメカトロニクス科、生産システム科などの教室、3階は工業デザイン科の教室や工房などとなっている。実習棟には、メカトロニクス科、生産システム科などの実習場などがある。

 また、管理棟は、正面玄関を入ると、1階から3階までの吹き抜けとなっていて開放的。2階には、コミュニティーホールとし各科の実習場。ここに機材が入るて、生徒たちが友だちと話したり、休憩できるスペースを設けた。

 同校は、校舎新築に伴い、学科も新たに組みなおした。

 おおむね30歳以下を対象とした普通課程では、高卒以上対象のメカトロニクス科、工業デザイン科、義務教育修了以上対象の生産システム科があり、一般求職者を対象とした短期課程では、OA事務科、溶接科がある。訓練期間は、普通課程が2年、短期課程が6カ月となっている。

 新設された工業デザイン科は、生活用品などのプロダクトデザインを、商品開発の流れに沿って学ぶ。マーケティング理論に基づき商品開発の手法を学び、商品、パッケージをデザインするのはもちろんだが、同校の特色として、3DCAD/CAMを使い、実際にその商品を作ることもカリキュラムに組み込まれている。

 メカトロニクス科は、従来のNC機械科が持っていたメカニクスの要素に、自動制御組立などの電子、エレクトロニクスの要素を加えたもの。

 生産システム科は、溶接、プレス、工作機械加工などの技術を学ぶ。また、県内の学校では同校にしかない、高級機械のレーザー加工機を使った作業も取り入れる。

 OA事務科は、普通課程だったが短期課程にし、離転職者などを対象とするほか、溶接科は、入校時期が4月と10月の2回だったが、新たに7月と1月を加え、入校機会を増やした。

くつろぎのコミュニティーホール 説明会で、石渡校長は「ここは就職するための技術を身に付ける場。入校したからには、就職するため、技能、技術を覚えてもらわなければならない。校舎新築に伴い、課程も今あるものよりレベルの高いものとなっている。新たな校舎で頑張ってほしい」とあいさつ。

 続いて、メカトロニクス、工業デザイン、生産システムの各科を説明、マイクロバスで新校舎へ移動し内部を見学した。
一般開放も検討している視聴覚室
 本格的な引っ越し作業は来年3月に入ってからのため、実習場や教室に機材は入っていなかったが、参加した学生らは、職員の説明を聞きながら、雰囲気を感じていたようだ。

 なお、現在の内定状況は、各定員20人に対し、メカトロニクス科が18人、工業デザイン科が13人、生産システム科が2人で、次回選考日は12月25日(水)となっている。

 平成14年度修了式は、新校舎で行う。
                                                (廣川)