共同受注グループ立ち上げ
燕産地・金属研磨事業所
 平成15年1月、燕産地の金属研磨業者が集まり、共同受注組織を立ち上げることになった。ベンチャーフェアへの出展も決まり、全国へ向けたPRの足がかりにしたいと張り切っている。

 新潟県燕市内には1700社の金属製造業者があり、そのうち4割に当たる約700社が金属研磨業者。小規模事業所が多数を占める。 

 研磨は、燕産地の基幹産業であるステンレスを使った金属洋食器製造、ハウスウェア製造に欠かせない工程だが、海外製品の流入、製造の海外移転により、売り上げはピーク時の半分にまで落ち込んでいるともされる。

 しかし、全国でもこれほど研磨業者が集積している地域はなく、全体の技術力も高い。

 多品種、小ロット、短納期という仕事をこなすため、燕研磨工業会(大原實会長)が中心となり、14年4月から、共同受注システムづくりを研究してきた。

 日本金属研磨仕上げ技能士会(高橋薫会長)と協力し、運営のシミュレーションを兼ねて、実際に仕事も行った。問題点や課題を見直して検討を加え、正式にグループを立ち上げることにした。 

 グループ名は「磨き屋シンジケート」。営業活動、サプライチェーンマネジメント、売上債権リスクの負担、不良品リスクの負担など、これまで研磨業者が必要としなかった機能を備える。

 年明け1月8日に、発会式を行う。

 グループとしての初仕事が、1月16日から東京ビッグサイトで開催される、「ベンチャーフェアジャパン2003」への出展。

 全国のベンチャー企業が集まる中で、唯一任意団体として出展する。

 また、発会と同時に金属研磨に特化した「セミヴァーチャルファクトリー」をインターネット上に立ち上げ、全国に向けて発信し、受注につなげる。
                                                (斎藤)