(協)三条工業会(斎藤弘文理事長・505組合員)は、協同組合になってことし10周年を迎えることを記念し、数々の記念事業を企画している。そのうち、イントラネット構築担当委員会(木宮隆委員長・4委員)は、10月25日(金)から11月5日(火)までの12日間、同会を構成する505社の従業員とその家族を合わせた4万人ほどを対象に、ネットバザール「インダスクラブ」を開く。

 同委員会の木宮委員長は、「イントラネットによるバザールは、インターネットのものと違い、限定された対象の中での試みだが、商品受け渡しも効率がよいし、格安で提供できるため、対象者の福利厚生にもなる。成功すれば、四季に合わせて開催したり、ほかの団体との共催で、事業の輪を広げていくなど、可能性を広げていきたい」としている。

 同会のイントラネット構築事業は、4年ほど前からスタートし、イントラネットを活用して、組合員同士の情報や技術交流を促進するため、検討してきたもの。

イントラネット事業成功を目指す木宮委員長 木宮委員長は、「かつて、ファクスが出回った時に、通信革新だともてはやされ、今では当たり前になっている。ITも、同じ道をたどるだろう。ITを、工業会という組織の中で活用することで、その潜在的な能力を引き出せるのではないか」とし、イントラネット構築の土台を固める事業を推進してきた。

 ファクスは一回の送信で一件しか送れないが、Eメール、あるいはホームページに情報を載せれば、一度に多くの人たちに伝達できる。また、経費もほとんどかからない。ITは、今まで以上に容易に情報交流を可能とするが、Eメールアドレスの登録など、共通の環境を持たないと、この利点を享受できない。

 今回の、ホームページ上で行う仮想バザール「インダスクラブ」は、同会の組織の中で、ITを活用するイントラネットを整備する意味もある。

 同バザールの出展社は、同会組合員や三条金物卸商(協)、三条社交飲食業連合会など各団体に所属する地域企業を対象としている。最低100社を目標に、同会は現在、出展を呼びかけている。

 1社1アイテムで、出展料は1万円。出展料のうち、50パーセントをバザール運営費に充て、残り50パーセントを購入先着順に10パーセント割引する補助金にする。出展社を100社とすると、出展料のうち50万円が、購入先着順に10パーセント割引する補助金になる。各出展社には、一押し商品を出してもらうとともに、メーカー直販価格など、通常の小売価格より安価にしたり、おまけの商品を付けるなどして値ごろ感を強めてもらう。さらに、各出展社に、あらかじめ商品の総購入数量の枠を決めてもらい、バザール開催で、その一定数量を超えた購入があった場合、10パーセント割引きしてもらう。これにより、購入者は最大20パーセント割引きになる可能性がある。

 購入者への商品受け渡しは、同会が、三条商工会議所で、一括して行う。同会は、出展社から納入された商品を、後日、組合企業の代表に、代金と引き換えに渡す。

 「購入者は、商品引渡しまで、10パーセント引きになるのか、20パーセント引きになるのか分からない。また、バザール期間中は、ホームページ上で、出展社の決めた一定数量まで、あと何個かをカウントする」とし、購入者を刺激するさまざまな仕掛けを用意している。

 出展社にとっても「インダスクラブ」に参加することで得られる利点は多い。

 アンケート方式でお客のニーズを探るとともに、購入情報をまとめた売上げ明細書を出展社ごとに作成、送付することで、各出展社は顧客データを収集でき、商品開発や改良に役立つ。

 同会は、「インダスクラブ」を、イントラネット活用の実験ととらえている。

「一つのビジネスモデルとして、事業の成功を目指したい。うまくいけば、同じシステムを用い、四季に合わせて開催したり、全国にある各組合とも連携を取り、事業の輪を広げていければ、新たな市場が生まれてくる」とし、事業の成功のため、詰めの作業に取り組んでいる。

 問い合わせは、同会(TEL31・2161)まで。
                                                (三浦)
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