寺泊町 日本海乗馬クラブ
9月28日オープン
風に誘われ山から海へ
 新潟県寺泊町円上寺に、一周5キロの日本一の周遊コースを持つ、日本海乗馬クラブ(五十嵐源一オーナー)が、9月28日(土)にオープンする。

五十嵐オーナー(右)と森澤さん 同クラブは、ことし5月に五十嵐オーナーが、友人から馬をもらったことがきっかけで、立ち上げたもの。五十嵐オーナーは、同県燕市杣木、金属表面処理、酸洗・電解研磨専門の(有)エス・ディ・シーの社長でもある。

 現在、同クラブには8頭の馬がいるが、オープン時には、あと5頭増やし、13頭でスタートする予定。馬はすべて北海道産で、一頭ずつ、オーナーが愛情を込めて、名前を付けている。

 コースは、広さ800坪ほどのサークルと、外道、海、山コースがある。海コースは、港の近くにあり海岸沿いを走るもので、天気がよければ佐渡を望め、山コースは、眼下に日本海を見ながら、弥彦山や柏崎を眺めることができるのがポイント。五十嵐オーナーは「県内で、これだけの条件を持った場所はない」とし、営業の森澤悟さんも「コースからの景色もこんな最高なところは、ほかにない。旅行会社と提携し、ツアー客も受け入れたい」と意欲的だ。

 指導面では、新潟大学の馬術部が全面的に協力しており、初心者の指導などにも当たっている。

 また、同クラブは、ホースセラピー(乗馬療法)にも熱心で、調教も着々と進んでいる。ホースセラピーは、1875年にフランスのパリで、乗馬が麻痺を伴う神経障害に極めて有効な療法であると発見されたのが始まり。欧米では、すでにホースセラピーが治療システムとして確立されている。知覚、運動能力の向上、多動症状の減少、自尊心を育む、不安を軽減し、積極的な社会性の発達など、さまざまな効果が認められており、日本でも導入しているところが増えてきている。

 同クラブでは、ホースセラピー用の馬の調教はもちろん、障害者用の鞍の開発にも力を入れている。

 五十嵐オーナーは、「これからは福祉に力を入れなければならないし、その方が楽しい。金にならないかもしれないが、金がすべてではない」とし、「馬に乗ると、ほかのことを考えないですむのでリフレッシュできるし、またがった以上、責任が発生する。一度乗ってみると分かります」と笑う。

 同クラブは、完全会員制だが、ビジター向けのメニューや、週1回で全10回コースの乗馬教室も行っている。現在は、体験乗馬も受け付けており、すでにリピーターも多い。料金は、45分間で3000円。ナイター設備も完備している。

 営業時間は、午前8時半から午後8時半までで、受付は午後8時まで。

 問い合わせは、同クラブハウス(TEL0258・41・6827)へ。
                                                (廣川)