ジャスコ三条店食品館24時間営業で
お客の声に対応
イオングループ 総合小売業では新潟県内初
 イオン(株)傘下の新潟県三条市西裏館二、ジャスコ三条店(平賀義文店長)は、8月1日から、食品館のみの24時間営業を始め、好評を得ている。

 平賀店長は「今後も、お客様のニーズを探り、要望に応えられるよう、さまざまな試みをしていきたい」と意欲的だ。

 同店には、以前から「営業時間をもっと延ばしてほしい」との声が、お客から寄せられていた。
 シフトの関係上、夜間勤務する人など、消費者のライフスタイルの変化に対応するために、24時間営業に踏み切ったもの。

 県内でも、糸魚川や中条など、食料品を中心とするイオングループのスーパー、マックスバリュでは、24時間営業をしているところもあるほか、営業時間を午後11時、午前0時と延長しているところはある。しかし、同店のように、衣料品なども取り扱い、総合小売業を展開している店舗の24時間営業は、県内初の試み。

 イオンは、商品の管理に対し、自社基準を設けている。本部から、年に数回、検査が入り、基準をクリアしていないと、場合によっては、営業許可が下りないこともあるほど。平賀店長は、「お客様から毎日利用していただくということは、お客様の命を預かっていることと同じ。『Everyday Low Price』をモットーに、お客様にできるだけ鮮度のよいものを、安い値段で提供しています」と、商品に自信を持っている。

 深夜、来店するお客は、若い人が多く、アルコールやジュースなどの飲み物やおにぎり、サンドイッチといったものを買い求めるほか、コンビニエンスストアなどには置いていない家庭用品や、消耗雑貨なども売れている。

「いろいろ実験したい」と平賀店長 平賀店長は「コンビニエンスストアにないものを買い求める人が多い。しかし、コンビニにはコンビニのよさがある。最終的に選ぶのはお客様。まだ、初めて3週間ほどですが、『便利になった』との声も届いています。不便を感じている人に、企業として生活を支える立場で近づき、商品を通して貢献できれば」と、企業スタンスを語る。

 同店付近のコンビニエンスストアでは、同店の24時間営業について、「まだ始まったばかりなので、確かなことは言えないが、売り上げはよくなっていないかもしれないが、悪くもなっていない。うちは、20代から50代くらいの男性客が7割を占めるので、客層も重なっていないと思う。同じような営業形態になったことで、ジャスコしか知らなかった人が、うちの店を知ってくれるきっかけになるかもしれないし、人が集まれば、防犯面でもいいのかもしれない」と、むしろ歓迎している様子。

 今後について、平賀店長は「どんなものが必要とされているのか、できるだけお客様の声を聞いていきたい。可能性がゼロでない限り、いろいろと実験的な要素も盛り込み、ニーズの把握に努めたい」と、24時間営業の可能性に期待を寄せる。
                                                (廣川)