やる気と工夫で難局突破を
会員資格を拡大 燕商工会議所臨時議員総会
 燕商工会議所(高橋作衛会頭・2343会員事業所)は、1月29日午前11時から、新潟県燕市白山町三、萬会館で、臨時議員総会を開き、平成14年度補正予算および、定款の一部変更を議題とし、それぞれ承認した。

 また、日本商工会議所の地域産業空洞化問題特別委員会の委員を務めている、小柳孝礼副会頭が、活動報告を行った。

「工夫次第でチャンスあり」と高橋会頭 今年の経済の見通しについて高橋会頭は「『良い』と答える経済評論家や経済学者はいない。経営者を対象にしたアンケート調査でも、7割が昨年より厳しいという結果。政府の来年度予算を見ても、景気浮揚が期待できない」と、景気回復にはまだまだ時間がかかることを強調。

 「極めて当たり前のことだが、自分で自分の道を切り開くしかない。工夫次第でビジネスチャンスはある。経営者の才覚が問われている時代。燕市はハングリー精神、やる気でこれまで数々の難局を乗り切ってきた。産地の持つ力、知恵を振り絞って大転換期を乗り切ってもらいたい」と求めた。

 平成14年度補正予算は、一般会計が730万9000円増の1億6318万円、中小企業相談所特別会計が33万1000円増の1億134万円。

 一般会計の収入では、会費73万8000円、会報の広告収入24万9000円などが、それぞれ減額。今年度の会員数の状況は新規加入28件、退会87件だった。

 増額補正は、イタリア経済ミッションに関する補助金30万円、1月から会議所会館3階に入居した日本金属洋食器工業組合の貸室収入が3カ月分で45万円、平成13年度決算確定による繰越金1066万9000円など。

 支出では、会員名簿のCD―ROM化、プログラムソフト作成、会合を減らすなどして経費を抑えた。

 会議所の定款一部変更で主なものは、会員資格の見直し、議員総会の開催時期の延期。

 会員資格については、商工業の総合的な改善発達を図るため、商工業者以外の団体、個人も参加できるよう対象を拡大した。

 これにより、社会福祉法人、特定非営利活動法人、弁護士、医師なども会員となることができる。

 議員総会については、5月の議員総会を6月に変更するもの。設立以来、通常議員総会は、3月、5月に開催してきた。会計年度が3月で終わることから、5月の通常議員総会は、申告業務や新年度事業などの事務が集中するため、開催を1カ月遅らせ、業務の円滑化を図る。

 また、会議所青年部の位置付けを定款に明記し、活発な活動に期待した。

 日本商工会議所の空洞化特別委員会は、3月に提言をまとめるもので、小柳副会頭が昨年4月からの活動や提言書の概略を述べた。

 提言書には、国際的な地域間競争下での日本における製造業の役割を強調し、競争力強化のために、税制改革、規制緩和、知的財産の保護なども要望。

 産学官が連携して、新商品開発に積極的に参加する体制づくりや、東アジアとの自由貿易、投資協定の改善も盛り込むことなどについて説明した。

 なお、同会議所でも空洞化対策に取り組んでおり、「磨き屋シンジケート」の活動支援や、中国・上海ビジネスに関する情報対策連絡会議も立ち上げることにしている。
                                                (斎藤)