プラスチック鍋で差別化
電子レンジで保温調理 ヨシカワと曙産業
新潟県弥彦村大戸、(株)ヨシカワ(吉川嘉之社長)は、このほど、電子レンジを使用するプラスチック製の保温調理鍋を発売した。同社が企画、販売を手掛け、燕市南1、(株)曙産業(大山治郎社長)が製造している。
鍋の機能に関しては飽和状態とされる中で、プラスチック素材で差別化を図る。
この商品は、単身者や学生をターゲットにした、電子レンジを使った調理小物、「レンジでかんたん」シリーズの新商品。昨年12月1日に発売した。
核家族化、個食など、社会的なニーズの変化をとらえ、同シリーズではこれまで、パスタ、ご飯、煮魚、ゆで卵などを調理するアイテムを次々と発売。いずれも曙産業との共同開発。
「保温調理鍋」は、分かりやすくいえば、金属製の真空保温調理鍋のプラスチック版。本体(保温容器)の中に、電子レンジで加熱した内鍋を入れ、保温状態で調理するもの。
蓋と本体には断熱材を使用。クーラーボックスの要領で、中身の温度を保つ。
内鍋の容量は1.4リットルで、2、3人分の調理ができる。
内鍋に具材を入れ、電子レンジで加熱するので、焦げつかず、煮くずれもしない。シチュー、カレー、肉じゃがなどの煮込み料理に適しているほか、加熱せずに温泉卵を作ることもできる。
ビーフシチューなら、レンジ加熱10分の後、60分保温するとできあがる。煮込み続けなくてもよいので、省エネにも一役買う。
また、直接火を使わないので、子供からお年寄りまで安心して使える。
プラスチック製のため、本体は850グラムと軽量。参考小売価格は4500円。金属製の保温調理鍋と比べ、2分の1から3分の1程度に抑えた。
ホームセンターや量販店などの店頭販売のほか、通信販売でも販促していく。
山添利文営業本部マネージャーは、「鍋は価格ではなく、必要に応じて買い求められている。消費者の必要としているものが何かをキャッチし、どのように差別化を図るかが課題」と話している。
発売して間もないため使用者の声はこれからだが、要望に応じて、本体カラーや容量のバリエーションも検討していく。
問い合わせは、同社(TEL0256・91・2222)へ。
(斎藤)