100万円切る焼却炉に人だかり
金武が三条商議所前で実演
燃焼効率アップさせるエアダクト
 新潟県三条市興野3、金武(株)(金子太一郎社長)は、10月23日、三条商工会議所前で、新型焼却炉の実演を行い、国の焼却基準をクリアしつつ、低価格化を実現させた機種に県内から多くの業者が見学に訪れた。

 展示した焼却炉「ベストファイヤー601型」は、三重県のメーカーと共同開発し、中国の焼却炉メーカーで生産したもので、従来品に比べて半分以下で、「100万円を切った価格」を実現した。もちろん、平成14年に強化された小型焼却炉の設置基準にも対応している。

 金子社長は「規制が強くなったことで、ゴミの問題で困っている業者も多く、100万円を切ったということで、興味を持っていただいている」としており、当初、木工業者向けに売り出す考えだったが、業種を問わず、問い合わせが来ているという。

 価格だけでなく、本体の形状を円柱形から6角形として、一つのコーナーに6カ所ずつ、計36カ所のエアーダクトを設け、燃焼効率をアップさせ、煙のほとんど出ない仕様とした。

 購入後も、行政への届出は不要。

 また、30万円台で販売する機種もあり、小規模事業所にとっても魅力のある商品となりそうだ。

 実演では、担当者が、発泡スチロールやビニール製の紐などを次々と焼却炉に放り込み、燃焼力の高さと煙の少なさをPR。曇り空で、時おり雨も降ったが、開始から1時間ほどで15社以上が会場を訪れ、担当者の説明を熱心に聞いていた。

 同社が、焼却炉の実演を行うのはことしで3回目だが、ことしが一番、反応がよかったという。

 現在、同社へは50件から60件の引き合いがきており、生産に大忙し。金子社長は「今後は生産体制を確立させていきたい」との考えで、その後は県外への販売なども行いたいとしている。    
                                               (重藤)