コメリ 中間期連結2ケタ成長
建築、農業資材で健闘、通期も2ケタ見込む
 (株)コメリ(捧賢一会長、本社・新潟市米山4)は、10月30日、平成16年3月期の中間決算を発表。連結で2けた成長を達成した。

 春の低温、長梅雨、冷夏と小売にとって厳しい環境だったが、昨年下期にグループに入ったヤマキが貢献したほか、近年力を入れている建築・農業分野の資材の取り扱いを拡大し、増収を果たした。

 同社は、通期でも出店数を増やすとともに、業務用需要の取り込みも推進し、2けたの増収増益を見込んでいる。

 連結での売上高は、1085億2400万円で前年同期比12.4%増、経常利益は72億1200百万円で前年同期比10.7%増、中間純利益は40億9300万円で前年同期比17.6%増。グループ会社は15社で、連結子会社は12社。

 増収要因としては、従来は下期に多かった出店数を上期で19店と、前年同期からほぼ倍増し、売上高に貢献させた。同社では、1000店舗達成の目標を早めるべく、今期67店の出店を予定しているが、昨年までは、出店準備などの影響で出店が下期に集中していたものの、今上期から改善した。また、グループ子会社のミスタージョンが、業務提携後初めて、1店舗の出店を行っており、合計で上期は20店を出店したことになる。

 9月末の店舗数は、グループ会社も含み、622店舗で、34の都道府県に広がった。

 同社が、増収要因として挙げるもう一つの理由は、業務用の建材、農業分野の拡大だ。社員が携帯する手帳にも「建築資材・農業資材の流通革新を行おう」とのスローガンを明記して、従来からの流通体制に対して、価格面などからの需要取り込みを進めている。

 春の低温が園芸需要の立ち上がりに影響を与えたほか、夏の天候不順で苦戦を強いられたが、業務用に対応した売り場を展開した売場面積1万9000平方メートルのパワー河渡店やパワー新津店は春先の開店以来順調で、売上げの下支えとなった。

 業務用資材などは、粗利の高い商品であり、構成比率が上昇したことで、増益の要因にもなっている。

 メーカー・生産者との直接取引についても積極的に進め、4ポイント上昇の46.5%とほぼ半数に達している。

 また、三条・燕地域のメーカーなどと共同開発したストアブランド商品のアイテム数も充実させ、期初から1079アイテムを増やし、合計で1万1600を超えた。

 同社単体での業績は、売上高が820億5900万円で前年同期比8.1%増、経常利益が58億300万円で前年同期比4.3%増、中間純利益が32億3800万円で前年同期比6.1%増。

 通期での見通しについては、4月に配送範囲を拡大した岡山の流通センターを活用し、西日本方面への出店数を増やしたい考えで、既存の出店地域にも追加出店を行っていくという。

 業務用需要の取り込みについては、インターネット販売との連携、業務用売掛カードの伸長を図る。農業分野では、春に使う資材、肥料の一括商談も進めていく。

 新たな需要の掘り起こしを進める一方で、グループ内の合理化も図っていく。

 通期の連結業績見通しは、売上高2210億円で前期比10.2%増、経常利益128億円で前期比12.1%増、当期純利益71億円で前期比14.1%増を見込んでいる。
                                                (重藤)