創業の先輩がアドバイス
創業塾第3講
日本商工会議所と三条、燕、加茂の3会議所は、新潟県県央地域を中心に創業者を育成するため、平成15年度創業人材育成事業「創業塾」を開講している。10月31日の第3講は、「チャレンジショップの活用方法と女性社長の創業実践談」として、三条市のチャレンジショップ「商売堂」第1期卒業者の「プポン」店主、関野山美奈さんと、「ぴったりニットぷる」店主、板羽光子さん、「LOU」店主、羽入信子さんの3人に話を聞いた。
関野山さんが経営する「プポン」は、質がよくて人気のブランド「プチ・バトー」などフランス輸入ベビー服や輸入雑貨を販売する店。9月のチャレンジショップ卒業後、10月24日に、三条市東裏館2、第1産業道路沿い「シューズショップイトー」隣に新店舗をオープンさせたばかり。関野山さんは、店を始めようとしたきっかけや、輸入の際の振込み方法などを説明した。
板羽さん経営の「ぴったりニットぷる」は、ニットの仕立て直しや婦人ニット服を販売している。卒業後、10月12日に、三条市本町1、「丸市屋」隣に新店舗を構え、順調に客足を伸ばしている。板羽さんは、丈や裾詰めなどの技術を生かした、ニットのリフォームという今までにないサービスを、1000円から1500円と手ごろな値段で提供することが好評で、今では近所の高級ブティックから依頼を受けることも。板羽さんも、店を始める経緯などについて話した。
羽入さんが経営する「LOU」は、三条市興野2、ラブラブシティ内にある下着販売店。
羽入さんは、同店を始める前は結婚式場で働いていた。しかし、年齢を重ね、思うように働けなくなった先輩などを見て、何か違うことを始めようと決心。ある会社の社長から「自分の困っていることを商売にすればいい」とのアドバイスを受け、下着の販売を手掛けることにした。「下着を買う時、お客でありながら遠慮がちに買うのはおかしいと感じていた。カタログなどを見ると、色やデザインなども豊富にあるのに、それだけおいてある店はない。売る側の考え方だけが先行しているので、お客の立場に立った店にしたいと思った」と羽入さん。
今まで自身がブライダルの営業などで培った経験を生かし、挨拶の仕方やお客とのコミュニケーションのはかり方などを紹介。「人によくして当たり前」との考えのもと、「お客様が他のお客様を紹介してくれたら、その日のうちにお礼の電話をかける」ことなど、事例を交えて話した。
「店が暇な時こそ創意工夫を考える」とし、「仲良しのお客様に昼でも夜でも電話をかけて、『暇だから来てよー』と言う。『わかったてー』などと返ってくれば、自分自身の安心にもつながるし、何より、お客様の声を聞くことで元気がもらえる」と、にっこり。また、「ただチラシを入れるのではなく、いかにインパクトをつけるかが大事」とし、「セールチラシを入れすぎると、セール客しか来なくなる」とアドバイスも。
羽入さんは、「今は確かに不景気だけど、お客様づくりも大切。新しいお客様はつくり続けなければダメ。お客様に私と店を守ってもらっているという気持ちがある。これからも、もっともっと笑顔で頑張っていきたい」と結んだ。
受講者は、講師の話に熱心に耳を傾け、さまざまな質問をしていた。
(廣川)
