11月5日、防衛庁へ陳情
燕産地の内需拡大願う
燕市と燕市内経済4団体は、11月5日、防衛庁に赴き、石破茂防衛庁長官、先崎一陸上幕僚長に、洋食器、ハウスウェア関連商品など燕産地製品の内需拡大を求める陳情を行う。
防衛庁出身で衆院選に、新潟2区から立候補している藤島正之候補の紹介を受けてのもので、燕市から、柄沢好兒日本金属ハウスウェア工業組合理事長、大橋清日本金属洋食器工業組合専務理事、笠原庄司燕商工会議所専務理事の3人が防衛庁に赴き、北原巌男官房長、大古和雄管理局長、先崎幕僚長に接見、要望書を手渡し、陳情する。今回、藤島候補は所用のため同行しない。
当日の日程は、午前7時32分燕三条駅発の新幹線で9時32分東京駅着、10時には防衛庁に到着。北原官房長、大古管理局長、先崎幕僚長に一人ずつ接見、その後、午後0時20分には東京を発って、2時30分過ぎには燕三条駅に戻る。
要望書は、高橋甚一燕市長、高橋作衛燕商工会議所会頭、山崎悦次日本金属洋食器工業組合理事長、柄沢好兒日本金属ハウスウェア工業組合理事長、明道泰介(協)つばめ物流センター理事長の連名で、長引く経済不況やデフレ、中国、東南アジア製品などの台頭によるシェア減少などで、すべてが中小零細企業である燕産地全体の疲弊を訴え、これを乗り切るための施策として、(1)内需拡大のための積極的な産地製品の購入(2)産地活用の展開の早急な実現、を望むもの。
燕商議所では、厨房用品など普段の生活に必要な製品のほか、訓練時に使用する携帯用の食器などの需要に期待しており、要望があれば新規開発も視野に入れるという。藤島候補からは、新発田、高田の県内駐屯地などから納入を開始する考えが上がっている。
過去に、燕産地が防衛庁に行った陳情では、昭和63年、陸海空の自衛隊へ、ステンレス製カレー皿1万6000組を納入した事例がある。ほかにも、旧郵政省への陳情で、お年玉付き年賀はがきの景品として、洋食器のセットを納入したことがある。
市内では、中近東向け製品を扱っている業者もあり、政府が計画しているイラク復興支援の支援物資にも燕産地製品採用を働きかけるよう声が上がっている。燕産地としては年内にも、これについて外務省宛てに陳情を行う予定。
(外山)
