三条大橋4車線供用開始
年間40万時間 13億円分の渋滞解消
 国道8号線・三条大橋の4車線化が完了し、12月4日午後3時に供用を開始した。

 8号線の三条市須頃地区は、市内でも渋滞名所のひとつだっただけに、渋滞解消へ期待がかかる。試算によれば、渋滞損失は、約40万時間、13億円の減が見込めるという。

 平成7年から、老朽化した三条大橋の架け替え、4車線化と進み、8年目にしてようやく実現した。

 今回開通した区間は、上須頃地区から直江地区の三条大橋を含む1.05キロ。事業費は140億円を投入している。

 8号線は、新潟市を起点として、富山、石川、福井、滋賀の4県を通過し京都市に至る日本海側を縦貫する主要幹線道路。特に県内では、新潟市、県央地域、長岡市、上越市を通過するため、「動脈」と例えられることもある。

 このうち、信濃川に架かる三条大橋を含む三条地区は、国道沿いの市街地化などにより、渋滞が慢性化しており、これを解消する目的で4車線化が計画された。

 昭和49年度に事業化し、同63年度に信濃川左岸の下須頃地区0.75キロ、平成7年に信濃川右岸の直江地区1.79キロと4車線化していった。

 徐々に4車線化したものの肝心の三条大橋が2車線のままのため、渋滞は解消されなかった。国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所によれば、年間70万時間、23億円を損失していたという。

 今回、整備が完了したことで、最大渋滞延長850メートルが解消され、信号待ち1回で交差点を通過できる。

 この日は、供用開始の15分ほど前から、長岡方面の橋のたもと、済生会三条病院付近に関係者や、見学に訪れた市民が、午後3時を待ちわびていた。

 最近の暖かい気候と打って変わって寒い日で、気温を示すパネルの表示は4度。見物人は厚着して、足踏みしながら、開通を待ちかねていた。

 2時55分過ぎに、ガードマンがゲートを取り払い、4車線開通の準備を整え、交差点の信号をすべて赤にして、午後3時を待った。

 3時ちょうどに、8号線側の信号が青色に点灯。信号待ちしていた自動車が次々と真新しい三条大橋を通過していった。
                                                (重藤)