2日目 田上は加茂との合併望んでいない
加茂市議会一般質問
12月9日午前9時半からの新潟県加茂市議会12月定例会本会議では、一般質問で、安中利男、大桃一明、森山一理、佐野正三良の4市議が、小池清彦市長の市政を質した。
森山市議が、11月に行われた第43回衆議院議員選挙で、加茂市出身の菊田真紀子代議士が立候補した際、もっと地元から代議士を選出しようという気運が高まってもよかったのではないかという旨の質問をしたところ、小池市長は「菊田先生は、地縁、血縁を排し、政策で勝負すると力説されていたが、あなたは全く反対で、政策をかなぐり捨て地縁を強調する。どちらが菊田先生の本心か、こちらが聞かせてほしい」とした上、「私は4区選出の全候補者を誠心誠意応援申し上げた。(小池市長が旧知の仲という自民党の)亀井(静香)先生は、江藤・亀井派から亀井派となり領袖となった。そこに(自民党4区公認で元職の)栗原(博久)先生は所属していて、亀井先生からじきじきに『宜しく頼む』と言われた私が、菊田先生の講演会などに出席、演説することが、どれだけ難しいことか。しかも菊田事務所では、私の演説内容をプリントにして配布し、喜んでいた。それは別にいい。しかし、それに対して礼を言うでもなく、その言葉は何だ」と厳しい口調で返した。
合併問題では、田上町の準備会離脱を受け、「再度、田上町長と膝を交えて話し合ってみてはどうか」と質問。小池市長は「住民意向調査の結果を受けて離脱を決めたが、田上町民は実に賢明な選択をした。今回の市町村合併は、国の赤字減らしのために始めたもので、小泉内閣がいなくなればなくなる一過性のもの。まさに『風と共に去りぬ』ならぬ、『小泉内閣と共に去りぬ』だ」と言うと、議場から苦笑がもれた。続けて、「加茂と田上は歴史や経済で関係が深い。よいところは合併すべきだが、その他の分野は独立。補助金をたくさんもらってやるのがいい」といつもの持論を述べた。
田上町との合併については、「田上は新潟と合併するのが一番悪い。新潟市は財政事情が悪く、政令指定都市になると、県と同様の権限を持つので、新潟県と『新潟市』県ということになる。どちらに住むのがいいかと言えば、もちろん県。県なら、いろいろな市町村が集まっているので、県が理不尽なことをしようとしても抵抗できるが、市県だと抵抗する核がなく、新潟市役所の官僚による独裁政治になる。それに、周辺地域がさびれるのが普通。その次に合併してはいけないところは、三条市。一番合併して害の少ないのは加茂市だが、その加茂とでさえ不利な面がある。だから合併しない方がいい。それに田上で合併したいと言っているのは、加茂川改修で移住した元加茂市民で、長年住んでいる人は望んでいない」とした。
不妊治療への市からの助成金を求める質問に対しては、「市では助成したくても、国が交付税を減らしているのでできない。本当は国がやるべきこと。私も全国市長会に、国に助成を出すように提案するが、菊田先生が当選したのだから、不妊治療に金を出すようにしてもらえるよう、頼んでみてはどうか」と答えた。
佐野市議は「学習障害や注意欠陥多動性障害の子どもたちのための特殊学級設置、または複数教師体制を敷いてはどうか」と質問。小池市長は「市では介助員を10人も付け、年間2200万円ほどの人件費でやっている。至れり尽せりで良すぎるくらいだ。本来は学校がやればいいこと。本当は廃止して、先生を手厚くしてやればいい。国は介助員はいらないと言っており、そういう児童は学校ではなく、施設に入れるというのが国の施策。もっと国が力を入れるべきだ」と主張した。
(廣川)
