中野助役 退任の意向
燕市議会 12月定例会3日目
新潟県燕市議会は、12月25日午前9時30分から12月定例会本会議を開き、大関富男、阿部健二、大岩勉の3市議が市政について質し、すべての一般質問を終えた。
3市議の質問は、10月の住民投票、市長選など合併問題にからんだ市長の政治姿勢などが中心。大関市議の質問に対して中野邦雄助役が今後の進退について明らかにしたが、このほかは大岩市議が市長選で配布された文書について強く高橋市長に迫るなど、一昨日、昨日の質問、答弁の繰り返しのような内容が目立った。
大関市議は、県央東部合併研究会参加から、市長選挙まで合併問題についての高橋市長の市政を批判し、感想や今後の姿勢を求めたほか、中野助役の進退を質問。中野助役は、高橋市長の辞職後、全市議一致の市長選出馬要請を受けたが、これを辞退するとともに、12月議会終了後の助役辞任の意向を示し、その後、高橋市長が再出馬を決意して当選、中野助役の動向が注目されていた。
大関市議は「議会一致の市長選挙立候補要請を辞退されたとき、文面のなかで、12月議会終了をもっての退任を示唆したが、高橋市長再任後も考えは変わっていないか」と質問。
中野助役は「今の時点で、12月議会終了次第、辞任する意向に変わりない。高橋市長から強く、再度就任の要請を受けているが、返事はしていない。今の心境としては決算議会をしっかりと終わらせる考え」と答え、市長選挙後初めて辞任の意向を明らかにした。
大関市議は2回目の質問で、「助役は退任が筋道と思う。退任を市長から受理してもらい、再び市長から議会へ就任の提案を行って、新しい気持ちで取り組んでほしい」と、中野助役に退任後、改めて助役職に就くよう要望した。
阿部市議は「ロバの耳」への投稿、高橋陣営の市議が市長選で配った、高橋市長が立候補に至った経緯を記したチラシなどを読みあげながら、「辞任後、県央東部合併反対派から新市長が立候補するだろうとの思いで辞職したというが、(結果的に反対派市議の立候補はなく)反対派が無責任という意識があったか。あったならば今でも持っているか」と質した。
高橋市長は「住民投票に際して、賛成派、反対派に分かれたので、当然反対派から出てくるものと思っていたが、決して無責任と思ってはいない。今は対立を早くなくし、吉田町との合併協議を進めたい」と答えた。
大岩市議は、市長選で配布された文書について、自身が調査把握している事柄を挙げ、高橋市長に強く迫った。さらに「住民投票で三条方面との合併はゼロになった。県央東部合併推進派の市議(の今後の協力)に期待感もある。市長にはっきりと三条方面との合併はなくなったと言ってほしい。吉田方面を示唆した議員として、吉田町との合併には200%協力する」と、協力の意向を明らかにしながら求めた。
さらに燕市の財政について、地方自治体への税源移譲、地方交付税の減額などを進める三位一体の改革についての理事者の考えを質した。
高橋市長は、文書への関与について改めて否定し、「市民から、いままでのクリーンな政治を認められるよう努力したい」と答え、三条方面との合併について「当然のことながら、現在は吉田町との早急な協議を進め、合併を実現させたい。全議員が一緒になっての協力支援を賜りたい」と答えた。
三位一体の改革について理事者側は、削減項目について具体的に数字を挙げながら「予想以上に厳しい内容。現在、予算を編成中だが、燕市にとって難しい編成に苦慮している。地方にとって意義のある改革となるよう国県に要請し、あらゆる方向から見直し、燕市のあり方を見出したい」とした。
定例会は、提出議案を各委員会に付託し、本会議は来年1月6日まで休会する。
(外山)
