吉田町との早急な協議へ
月1回の定例記者会見開催明らかに
高橋燕市長、当選後初登庁
新潟県燕市では、市長選から一夜明けた、12月8日午前8時30分、高橋甚一市長が市役所に当選後初登庁し、9時10分から、当選証書の授与を受けた。また、授与式終了後の午前10時から会見を開き、今後の市政について質問に答えた。
当選証書の授与式では、星野菊夫選挙管理委員長が、「激しい選挙戦のなか僅差の勝利でしたが、市民は高橋さんに難局を乗り切ってほしいと、投票したと思います。市民の信託に応えてください」と証書を手渡すと、高橋市長は「委員長の言葉通り、一生懸命やりたいと思います」と応え、証書を受け取った。
高橋市長が受領書に署名捺印して、式は5分ほどで終了した。
10時からの会見では、「投票率が予想より低かったと思っている。選挙戦では辞めて立候補したことへの批判、出たことに対する激励両方だった」と告示からの1週間を振り返り、「26日まで立候補する気持ちはなかった」と、11月7日の辞任後、市議会や業界の出馬要請を断りながら、最終的に立候補に至った経緯を説明。
今後の市政については「市民の幸せを政治信条に、クリーンななかで政治を進めたい。対立構造をなくし、できるだけスムーズな運営を図れるようにしたい」と述べ、高橋市長の辞職によって、12月議会終了後の辞任を明らかにしていた中野邦雄助役の去就について「留任をお願いする」と話した。
自身の辞任の原因ともなった市町村合併については、「基本政策として、燕・三条を中心とした県央大同合併を実現させたいという気持ちはあるが、住民投票の結果を尊重し、吉田町との協議を行うべきと思っている。杉山元市長との大きな相違点はないが、議会と相談しながら協議に入りたい」と方向性を改めて進める。協議に入るスケジュールは未定としながらも、「今朝、自宅に泉光一吉田町長から電話があり、お互いに協力、協議願いますと了解を得ている」とし、今後、各市町村にあいさつ回りに行くなかで、泉吉田町長に合併協議を持ちかけ、「できるだけ早急に」改めて協議に入る考えを明らかにし、任期となる来年9月までに一定の方向性を見出すとした。

ほかにも、産業の発展とそれに伴う、商業、農業の振興、福祉政策の継続、役所内の行財政改革について方針を示した。情報公開について「11月7日に辞職して以来、一市民として、市民は普段は政治について無関心だが、物事が起きると集中すると感じた。説明不足をなくし、再び市民に関心を持ってもらえるようにしたい。市民の意見も求め、取り入れたい。特に女性がもっと参加できるようにしたい」と話し、月に1回定例記者会見を行うことを決めた。
今回の選挙で、通常の倍以上の800票を超える無効票が出たことについては、「多いと思っている。私自身に対しては県央東部合併に軸足を置きながら、負けて辞任し、今度は吉田との合併という(翻意した)ことへの批判、(住民投票、市長選と)血税を使った選挙を繰り返したことに対しての嫌気、(県央東部合併の賛成、反対)両派に対して選挙そのものに対する警鐘の気持ちが現れたのではないか」と話した。
(外山)
