健康、省エネ両立のNS工法
ニイガタシステムデザイン 中国展開も狙う
 新潟県三条市桜木町、(株)ニイガタシステムデザイン(鈴木敏行社長)が、提唱する21世紀型の健康住宅NS工法の住宅は、オール電化、換気システムなどを取り入れながらも、ソーラーシステムの利用などでコストを抑えた住宅。平成15年7月からの建築基準法の改正で、高気密住宅には喚気システムが義務化される中、注目を集めそうだ。

 また、同社は、現在ある上海事務所を足がかりに本格的な中国進出も狙う前向きな企業だ。

三条市内の施工例 NS工法の特徴は、徹底して健康に配慮した造り。温度差により、形状記憶合金を利用した給気ボックスが開閉し24時間喚気するシステム、電磁波対策として1000度の高温で燃焼させた竹炭の地下埋設、二酸化炭素冷媒を利用した給湯器エコキュートを標準仕様として取り入れている。

 24時間換気システムでは、特許を取得するなど、技術的にも自信を持った工法で、空気を床下にも循環させることで「シロアリ、カビなどの発生を抑えることができる」という。

 また、中国の提携工場で加工した桐、ムクの天然材を使うほか、建築時に乾燥材を使用することで、工期の短縮と人件費の削減を図り、標準的な建築で坪39万円。

 環境以外に、もう一つNS工法が持っている側面が省エネ。屋根上に巨大なソーラーシステムを設置し、オール電化住宅に対応できるだけの発電をする仕組み。

 一般的に、日本海側は、日射量が少ないといわれるが、「関東地方との差は8%程度」で、十分に一般家庭の電力を賄える。

 同社が、NS工法のソーラーシステムを使って、三条市内で計測したデータによれば、年間の電力料金は6万5415円、月平均5451円。電気、ガス、灯油を使用した場合の4分の1程度におさまる。余分に発電した電力は、電力会社へ売電できる場合もある。

 ソーラーシステムの導入は、国も推奨しており、現在、1キロワットあたり10万円の補助金が出る。

 また、大手住宅会社が共同出資で設立した住宅検査機関GIOのメンテナンス対象として認められ、最大60年間の有償メンテナンスを受けることができる。

 同社では、このNS工法を中国にも広めたい考え。「中国は、一戸建ての場合建売が多い。それに、健康ブームでもある。日本、ドイツなどの基準がしっかりしたものが人気」という。 低コストのものは中国から輸入して利用し、高付加価値、高品質のものを輸出するという姿勢で、今後の展開を図る。

 ホームページアドレス http://www.ns-design.co.jp/
                                                (重藤)