観光資源活用テーマに
加茂商工会議所開発委員会 活発に論議
 新潟県加茂商工会議所開発委員会(安中弘委員長)は、2月10日、同商議所で「越後加茂川夏まつり」と「当市観光資源有効活用」をテーマに意見交換、建設的な意見も多く、活発な会議になった。

 冒頭、安中委員長が挨拶。伊豆大島の例を取り上げ、議論を進めた。「大島は9000人の人口にも関わらず、毎回(祭りになると)、新しいものを取り入れている。例えば、東京から神輿3体と、300人が船に乗ってやってくる。地元の35人の女性グループは民謡をアレンジしてレオタード姿の上に法被を着て、新体操とも、エアロビクスとも見えるようなオリジナルな踊りを披露していた。ある民謡団体はパレード風にアレンジして、直線的に50人ほどが踊った。また立正佼成会のグループも東京から纏を持参し、スピード感溢れる踊りを披露。我々の方は加茂松坂が先頭になって踊るが、ゆったりとした踊りのため、なかなか前に進まない。難しい面がある。いずれにしても、加茂川夏まつりも商工会議所青年部や婦人部などから新しい積極的な企画や提案が求められる。また若い人を育てることも大切ではないか。予算的にも逼迫しており、仮橋の予算もままならない状況。経済効果もあるわけなので、前向きな意見をだしてもらいたい。本日は自由な発言をお願いしたい」とした。

 最初に市民協賛金の300円の金額が議題に上り、「1000円以上に増やしたらどうか」の意見がでた。市民のために、市民が喜ぶイベントを企画するため、協賛金をアップしてはどうかというものだが、「区長会で異議を唱える区長が何人かいるため、小池市長がゴーサインをださない」という意見も。

 三条市や燕市など近隣市町村では、だいたい、一家族1000円ほどが相場だという。長年言われているが、アップすることは難しいというのが実状。

 また、加茂川河川敷で行っている盆踊りについて「かつて、盆踊りを大通りでしていたことがあった。青海神社の61年祭の時、大通りの駅前から道半ばまでスピーカーをつないで行なった。何年か続けた時期があった。しかし、あまりにも主催者側の手間がかかりすぎるということで、取り止めになった」と経過を知る委員。

 「商店街の問題だ。商店街の意義としては、利益をためてお客様に還元するということになるが、今はその積み立てができない状態。お金をだして、人間をだして、手間隙かけて、それで売上げにはつながらない。合わないというのが現状」という悲痛な訴えも。

 また、「雪椿まつりのほうでも、上越市のよさこいグループから参加したいとの申し出があったが、枠組みの関係とパレードに馴染まないのでは、ということでお断りした」

 「夏まつりなどでもよいのではないか。県内よさこい大会でも行なったらどうか。村上市では、太鼓や三味線、琴などを自由に演奏できる場所を設けている」

 「5月には、加茂で松坂大会が行なわれる。県内の松坂踊りの団体が一同に集まる。加茂松坂も、行政区や各商店街ごとに参加し、競争意識で行なえば盛り上がるのではないか。昔は、樽神輿を各町内で、盛んに行なっていた。酒屋が各町内に貸したりして、よその町からも子供たちが参加していた。それだけ盛り上がっていたが、今では廃れてしまった」

 「JCで栃尾に行った時、樽神輿綱引き大会を行なっていた。大変盛り上がったので、加茂JCも、イベントで田上の団九郎と加茂のキーチ君を使って、同様のことを行い、盛り上がった」などの意見のほか、

 「昔は若い馬鹿になる人が多くいてよかったが、今では、その人たちも年をとってしまった。新たな若い人たちの発想を取り入れ、若い人たちがもっともっと増えてくれればよい」という嘆きにも似た声も。

 「組織体制を先に決めてしまうと、それでもう固まってしまうので、一から見直すつもりで、しばらく検討会議を進めたい。行事そのものを根本的に徹底検討することから始めたい」と執行部。

 「メーンは加茂川だが、それにこだわらないで、離れた地域の人たちも参加しやすい形を模索してもいいのではないか」

 さまざまな意見に対して執行部は「商工会議所の試算では、経済効果は9000万円はある。とりあえず、行事を根本的に見直すことを最優先に考えるという結論にしたい」とした。

 先頃オープンした美人の湯に関連して、安中委員長が「当市観光資源の有効活用ということで、美人の湯が、1月31日現在で5万3023人に達した。このままでいくと、年間30万人見込める。そのうち、市外客が9割。物産販売も予定を大幅に上回る売上げになった。約40店が出店しているが、充実しているとは言いがたい。まだまだ工夫の余地がある。インフォメーションセンターのモニターを美人の湯に移したらどうかと提案しているが、市側と話し合いがうまくいっていない。シャトルバスは商店街を素通りしており、お金が落ちていかない。何か、加茂でなくてはない物産の開発や宣伝が必要ではないかと思われる」と説明した。

 「女性会は雪椿花びら染めの研修会を自ら、出資して立ち上げている。大島が5年かけたものを1年でモノにしようと、一生懸命取り組んでいる」との報告もあった。
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