高橋三条市長 2期目出馬表明
渡り廃止に向け再選後「給料半額」公約
高橋一夫新潟県三条市長は、2月18日、予算発表の記者会見で、4月の市長選に出馬する意向を正式に表明した。市町村合併の実現を第一に掲げ、斎場、し尿処理場などの建設に取り組む。引き続き、人件費の削減にも取り組む意欲を見せており、職員の渡りの廃止を実践するために「代りに私の給料を半額にする」との公約まで打ち出した。
「もう2年の間、もし市民から良いと言われれば、やっていきたいと思う」
合併特例法の期限が平成17年3月末となっていることから、当選すれば、合併後の新市が発足するまでの2年間、市長を務めたい考え。新市発足後に市長選に立候補する考えはなく「新市の市長に70歳の人間がなるものではないと思う。やはり、若い人がリードしていくべき」と述べた。
就任してからの3年10カ月余りで、公約のほとんどに取組み「公約以上のことをしてきた」と言う高橋市長。就任以来、財政健全化に向け、経費節減に努め、市役所内に2基あるエレベーターの1基を止めるなどの小さなことから、職員の退職者不補充、人事考課の導入、給与カットなど人件費の削減にも努めている。一方、市民に向けての施策では、地域コミュニティーを活性化するための地域通貨の流通実験やボランティア活動の推進、ISO14001取得など環境の改善に向けた取組みも見せている。
実現できていないのは「大きな柱として掲げた」市町村合併。
当選後は、市町村合併以外にも、現在抱えている諸問題を解決していきたい考えで、新斎場の建設については「昨年、母を亡くし、市民へ迷惑をかけていることがよく分かった。早く斎場をきちんとした形にしたい。今、養護学校などにも意見を求めながら詰めているところ」とした。
移転問題で建設できないでいる、し尿処理場については「塚野目の下水道処理場に建設し、下水道とし尿処理を共有したほうが経費の削減ができるため、現在地元にお願いしている。ただ、広域事務組合のものと、単独の自治体のものを一緒に使うのが禁止されている。国には、近々合併して旧三条市の下水道を利用すると説明していたが、今合併が足踏み状態なので心配」とした。
また、昨年末に表明した、公務員が同じ階級にいながら、年数が経過すると上の階級と同額の給与が支給される渡りについては「再選されればきちんとしたい。今は、ベースアップ、定時昇給すらない時代。役人だけ上がるのでは駄目で、こういうものもきちんとしたい。当たり前のことを当たり前にしてもらうわけだが、私が次に市長になれば、私の給料は半分にしたい」とした。
また、財政健全化と同時に、経費を浪費しない「小さな市役所」を目指すため、組織の整った自治会に予算を配分し、市役所と市民の分業体制を築くなどの考えも語った。
高橋市長は昭和12年6月18日生まれ。大学を卒業後、(株)高儀に入社。代表取締役、代表取締役会長を経て、平成12年の三条市長選に立候補し当選している。
(重藤)