出品47点 初めての地元審査会
燕市物産デザインコンクール
 「新潟県燕市物産デザインコンクール」(主催・燕市物産見本市協会など)の審査会が、2月6日、県央地場産センターで開かれた。昭和52年のコンクール開催以来、初めての地元審査会となった。

 同コンクールは、燕産地製品のデザイン力を高めるとともに、市場競争力をつける開発力や燕ブランドの確立を目的に開かれている。

 審査会は昨年まで、東京で実施してきたが、25年を一つの区切りとし、地元開催の運びとなった。

 今回は、金属洋食器部門に9社・15点、金属ハウスウェア部門に8社・11点、関連製品および新分野開発商品部門に9社・21点、合わせて26社・47点の出品があった。燕市内の企業に限らず、市外、県外からの応募もあった。

デザイナー関係の審査員も一新 この日午前11時半、会場に審査委員が顔を揃えた。審査委員の顔ぶれも変わったため、自己紹介や、正副委員長の選任などを行った。

 はじめに、燕市物産見本市協会の会長を務める、高橋甚一燕市長が「燕産地は、和くぎから、やすり、きせる、鎚起銅器、洋食器、ハウスウェアへと発展し、チタン、マグネシウムといった新しい素材も手掛ける金属複合加工基地。世界各国における燕ブランドとして発展してきた理由は、確かな技術に裏打ちされたデザインの優位性と思う。今後も地域のデザインマインドの高揚を目指したい」とあいさつ。

 委員長には、豊口協長岡造形大学学長、副委員長には、森山明子武蔵野美術大学デザイン情報学科教授が選任された。

 豊口審査委員長は「歴史のあるコンクールの審査会が地元で開催されるのは素晴らしい。審査員になって15年ほどになるが、今回驚いたのは、出品商品が昨年までのものと変わったこと。新しい時代を迎えた印象だ」と、出品作品の完成度に期待を寄せた。

 その後、審査規定を確認し、午後から審査を行った。

 表彰式は2月28日、三条・燕地域リサーチコアで行われる予定。

 審査委員は次の通り。

【経済産業省】▼濱田敏彰(製造産業局紙業生活文化用品課長)▼清水誠(製造産業局デザイン政策チーム長)▼川口修(中小企業庁経営支援部経営支援課長)▼永芳太郎(特許庁審査業務部上席統括審査官)▼遠藤伸二(関東経済産業局産業振興部製造産業課長)

【新潟県】高橋豊(産業労働部長)▼後藤隆夫(工業技術総合研究所長)

【デザイナー関係】▼川口とし子((有)アーキスタジオ川口代表取締役)▼戸谷毅史(東海大学教養学部芸術学科教授)▼豊口協(長岡造形大学学長)▼三原昌平(三原昌平デザイン事務所代表)▼森田守(長岡造形大学教授)▼森山明子(武蔵野美術大学デザイン情報学科教授)▼山田啓治((社)日本デザイン保護協会専務理事)

【業界団体】▼今井正弘(燕商工会議所専務理事)▼大橋清(日本金属洋食器工業組合専務理事)▼中林国治(日本金属ハウスウェア工業組合専務理事)▼岡田和之((協)つばめ物流センター専務理事)

【出品商品解説委員】▼塩谷健三((財)日用金属製品検査センター常務理事)▼吉田勝利(三条・燕地域リサーチコア専門相談員)
                                                (斎藤)