住民自治 根付いたまちづくり
県議選出馬 山井三条市議スローガン
4月の新潟県議会議員選挙に南蒲郡区からの出馬を表明した山井伸泰三条市議(56)。所属していた自民党を離党し無所属で出馬する。現在までに自由党の推薦を取り付け、民主党、連合への推選依頼を行うなど、党、会派にこだわらない選挙戦を展開する。市町村合併の実現や「住民自治が根付いたふるさとづくり」をスローガンに、現職で自民党の佐藤元彦県議(72)との一騎打ちが予想されるなか、変化の激しい情勢下での世代交代を訴える。
山井市議は、大学卒業後、現参議院議員の桜井新氏の秘書となり、その後三条市議選に出馬。現在まで3期当選している。現住所は三条市内だが、本籍地は下田村。
当初、市議選への準備を進めていたが、1月末に下田村の有志からの依頼をきっかけに「市町村合併へと進むなかで、それを決断するのは住民。三条市では、住民自治という要素があるが、下田村などでは十分な情報が与えられていない可能性もある、そこで、住民自治、変化の激しい時代に対応するためには、私のほうが適当ではないか」と判断した。
2月1日に行われた嵐嘉明県議の新年会で、桜井参議に出馬依頼の件を打ち明け「『しっかりやれ』との返事」をもらい、出馬する決意を固めた。3日に自由党と協議し、推薦の内定を取り付け、7日に自民党に離党届を提出した。
自民党を離党したのは「地方自治、政治システムを変えようというなかで、保守分裂で勢力争いを起こしていると受け取られたくない」との考えがあってのこと。
山井市議はまちづくりについて、三条市を中心とした合併の実現十数年後に向けて今から準備を行うべきだと考えている。「10年から15年後に八十里越が開通し、関東地方と県央地域の循環路が形成される。多くの観光客が来る。何もしないでいれば、大手の資本が入り、住民の仕事は駐車場の整理かウエートレスのみになってしまう。そして、環境にも配慮しなければならない。これができるのは住民だけ。いかに地元がアイデアを出すか、そのための準備をして公共投資を引き出すには、15年ほどの準備期間は必要」と主張する。
選挙戦に向けた態勢は、下田村で県政へ送る会が組織されるが、「選挙まで五十数日しかなく、十分な態勢づくりは不可能。直接お願いして回りたい」と精力的に南蒲を回る。
「勝算はまったくつかめない。桶狭間に向かう織田信長のような心境」ともいう。
選挙後の方針も明確に打ち出しており「当面は、市町村合併の具体論が進むなか、小さい方の立場で、市議3期12年の経験を生かしたい」と、調整役として活躍したい考えだ。
(重藤)