加茂市議会 議員から選出の監査委員
高橋禧雄市議 反対多数で否決
 新潟県加茂市議会は、6月20日午前9時半から、6月定例会を開催。人事案件の第46号議案、監査委員の選任で、小池清彦加茂市長が提案した高橋禧雄市議を、賛成5票、反対15票で、不同意として否決した。

 これに対し、樋口博務議長は「結果が出たばかりなので、まだ具体的なことは決めていない。様子を見極めて、21人それぞれの意見を聞いて判断したい」と慎重な姿勢だ。

 本会議冒頭で、小池市長は、故金子勝吉田町長の冥福を祈った。「新議員と一緒にやる初めての定例会。活躍を願う。私たちからも重要な案件を付託させてもらった」と慎重な審議を求め、続けて小泉内閣を批判し、「今こそ立ち上がり、小泉内閣打倒に立つべきだ」と声を荒げた。

 この日上程された人事議案は、第45号から47号までの3件。

 第45号議案の助役の選任について、小池市長は現職の吉田淳二助役が、6月26日をもって任期満了となることから、再任したいと提案。質疑はなかったが、採決の際、星野昭吾市議から投票の声が上がり、安武秀敏、大桃一明両市議が賛成し、無記名投票となった。樋口議長を除く有効投票数21票のうち、再任賛成が17票、反対が4票で、再任された。

 再任された吉田助役は「信任に応えたい」と挨拶した。

 第46号議案の監査委員の選任について、小池市長は、高橋市議の選任を提案した。質疑はなく、採決は無記名投票で行った。

開票直後の市長 樋口議長と高橋市議を除く20議員のうち、選任に同意する賛成が5票、同意しない反対が15票で、同議案は不同意となった。

 地方自治法によると、監査委員は識見を有する者一人と議員一人の二人で構成される。慣例では、議員の提案を市長に上げ、市長が議会に提案し、同意を得る形がとられているが、今回はそれが崩れる事態となったもの。

 この事態について、樋口議長は「9月定例会という可能性もあり得る」としながらも、「いずれにしても打開策を含め、どうするか議会の意見も調査し、これからじっくりと考えたい。今は様子を眺めて、議員21人の方向を見極め、副議長とも話し合い、調整していきたい」とした。

 また、監査事務については、「識見を有する監査委員は一人いる。事務局は大変かもしれないが、当面は大丈夫ではないか」との見通しだ。

 第47号議案の固定資産評価審査委員の選任では、現職の桑原勇策氏の再任を同意で決した。

 なお、平成15年度加茂市一般会計補正予算案や下水道事業特別会計補正予算、加茂市手数料条例の一部改正などを含む、第37号議案から第44号議案と請願4件は、各常任委に付託された。

 その後、休憩を挟み、一般質問に移った。
                                                (廣川)