加茂市議会 この時代自主自立より専守防衛
一般質問3日目
 新潟県加茂市議会は、6月24日午前9時半から、最後の一般質問を行い、新人の森山一理市議をはじめ、安中弘市議、安田憲喜市議の3人が登壇し、小池清彦加茂市長の政治姿勢を質した。

 安中市議は、加茂商工会議所が加茂地域産業振興ビジョンをつくり、将来計画を立てようとしていることに触れ、行政もこれに加わってはどうかと質問。小池市長は「経済ビジョンを出すことは意義深い。成果を上げることを望む」としながらも、「政府の戦略的失敗を、市や会議所が補うのは無理。今は勝つ戦略より、極力負けない戦略が大事」と答えた。安中市議は、地方交付税の減額などについて、小泉内閣が倒閣して新内閣が拡大政策を取れば解決するとの答弁に終始する小池市長に対し、「こんな時こそ、日本一の実力市長の本領を発揮して道を拓いてほしい」とし、「加茂でも全国に呼びかけ、小泉内閣打倒大会でも開いてはどうか」と提案。小池市長は「小泉内閣打倒には、相当の覚悟がいる。私は小泉さんと刺し違える覚悟でやっている。今の言葉はありがたい。機会があれば、一致団結してぜひやりたい」と述べた。

 また、財政が厳しい中、各企業、店舗などの自主自立も必要とし、上越市の木工、建具職人10社50人による、杉間伐材を利用して成果を上げた(協)ウッドワークを例に、「業者の自発的な動きはある。市長の政治理念は分かるが、何でも行政が保護する姿勢が、ヤル気をそいでいる面もあるのではないか」との指摘に対し、小池市長は「こういう時代に自主自立は無理。専守防衛が必要。加茂は成功した」とした。

 森山市議は、市町村合併賛成の立場から、佐渡が一島一市を目指していることを例に挙げ、「一島一市になれば観光は増え、島民の意識も今以上に高揚する」とし、「合併反対と声を大にしている小池市長が当選したからと言って、市民も合併反対に賛成と考えるのはどうか。小池市長がいつまで市長をするのか分からないが、次に出た市長が合併するというかもしれないし、『あの時に合併しておけば』と言われるかもしれない。引き続き、市町村合併について検討してはどうか」との意見に、小池市長は、森山市議が議席の減数にも賛成していることも踏まえ、「森山市議の考えはファシズム傾向にあると危惧する」とし、佐渡の一島一市について、「佐渡は離島として大量の金をもらって生きていくしかないところ。国から金が減ると没落する。のんきに佐渡おけさなんて歌えなくなる。それに議員数の削減は、民主主義の根本が崩れるので減らしてはいけない」と語気を強めた。

 安田市議は、7月28日に新潟地方法務局三条支局に統廃合される、同局加茂出張所について、今後の取り組みを質問。小池市長は「私たちが指摘した数々の問題点について、誠意ある回答があるまでは、根強く運動する」と返答。安田市議の、統廃合は三条支局までの道路整備が行われてからでもいいのではとの提案に、小池市長は「いくら道路整備を進めても不適当なこと。このままなら、社会を明るくするパレードの中止や、人権週間でのティッシュやボールペンと一緒に人権に関する紙を配布することも拒否する」と断固とした姿勢で臨むことを強調した。

 本会議終了後、連合審査会へ移った。  
                                                (廣川)