実質効果のある活動を予定
燕経営研究会総会
今年度の抱負語る中野会長 燕経営研究会(中野信男会長)は、6月5日午後6時から、新潟県燕市秋葉町二、味匠庵ますもとで、第40回(平成15年度)定時総会を開き、平成14年度事業報告並びに決算、監査報告、15年度事業計画並びに予算を審議し、全ての議案を承認した。

 開会の挨拶で、中野会長は「今年で、当会も40回目となり、昭和39年の燕工業経営研究会発足から考えると、燕でも歴史ある会だと思う。聞くところによると、発足当初は年ごとに波はあったものの、例会なども活発に行われ、今では予想もつかないほど活気にあふれていたという。せっかく時間を割き、会費を払って出席していただくのだから、いただいた時間と会費以上のお土産をと、私は考える。この会の異議の一つは、経営に役立つ情報の提供。今年はトレンドのキーワードとなる話を中心に、講演会や座談会など、商工会議所と共催でやっていきたい」とした。

 14年度事業は、120人の参加と好評を得た、小阪裕司氏の経営実践セミナーや、経営者セミナー、情報化セミナーなどを行った。

 14年度決算は、収入が118万5657円、支出が102万685円で差引残高が16万4972円だった。

講師の阿刀田さん 15年度事業計画は、経済的に、日本、世界が進む方向を知るための情報を得ることに重点を置き、各社間の情報交換、経営・生産技術に関する研修の他、タイムリーな事業を行っていく予定。議事では、日経トレンディ編集長、尾島和雄氏などの、講演・座談会を予定していること、会員から神戸方面への視察旅行の提案があり検討中であること、各会員からの提案も、事務局で随時受け付けることを報告した。

 15年度予算は、収支とも125万7000円。

 会員数は、前年度の個人3会員、法人32会員の合計35会員から2会員が脱会し、個人3会員、法人30会員で、合計33会員となった。

 議事終了後、(社)日本経営士会経営士で、特許戦略コンサルタントの阿刀田実さんを講師に、「ちょっとした発想でヒットを生み出せ」のテーマで講演会を行った。阿刀田さんは、中国など、安価な外国製品の台頭を危惧しながら、「日本は中国を利用しているというより、利用されている状態になってきている。かつてのアメリカと日本との関係に、日本と中国がなりつつある」とし、知的財産の創出、商品開発における企業のマネジメント力の大切さ、売れる商品についての私見、開発のプロセスと、特許の自社出願体制などについて講演した。実際に、阿刀田さんが開発に携わった商品を手にして、説明する場面もあり、出席した会員は熱心に聞き入っていた。
                                                (外山)