シリーズ夏商戦(3)
夏まつり夜店市で店の良さアピール
三条市商店街連合会
新潟県三条市商店街連合会(住谷哲雄理事長)は、夏商戦の一環として、三条夏まつりでの商店街夜店市を挙げる。
住谷理事長は「商店街夜店市を出すことで、商店を知ってもらうことができる」とし、その後、各商店街のお客として根付かせるため、「各店とも専門店として、お客様に選ばれる店づくりが必要」とする。
三条市商店街連合会は、東三条、一ノ木戸、昭栄通り、中央、四日町の5商店街で構成している。
各商店街は、今まで競い合うことで発展してきた。また、催事も、独自に行うところもあれば、東三条商店街の場合は長崎屋東三条店と、昭栄通り商店街はジャスコパルム店、中央商店街はまるよし三条本店というように大型店と組むことで、他の郊外店と競争し、お客の選択肢を広げ、よりよいサービスの提供を行ってきた。
昨年2月11日に長崎屋東三条店、続いて同9月8日にまるよし三条本店が閉店。両店を核としていた商店街では、予想以上に客足が落ち込み、大きな打撃を受けた。「一番驚いたのは、かなり前になるが、正月の初売りの時。まるよし営業時は、朝から多くの人でにぎわっていたが、それがなくなったことは大きい。また、まるよしなどがあることによって商店街を通っていた人たちがいなくなったこと、催事がなくなったことなども影響している」と分析。
中心市街地の活性化に向けて動いていた、三条市中小小売商業高度化事業構想(三条市TMO構想)では、活性化策の一つとして、長崎屋東三条店とまるよし三条本店を核にしたものも考えていたが、「今は、全く逆の方向に向かっている。独自にやらざるを得ない状況」と話す。
その中でも、8月2日(土)に行う商店街夜店市は、年間行事の中でも大きなウエートを占めており、5商店街が一斉に行う唯一のイベントと言える。
東三条商店街が、どんどんイースト広場(旧長崎屋東三条店通用口広場)、一ノ木戸商店街が、いちのきどお祭り広場(第四銀行駐車場)、昭栄通り商店街が、三条神明宮裏のパルム公園、中央商店街がまるよし駐車場の特設会場、四日町商店街が日吉神社で、それぞれ開催するほか、同連合会主催のまつり協賛イベントとして、商店街加盟店で買い物したお客らに、大阪ユニバーサルスタジオジャパンや東京ディズニーリゾート1泊2日無料招待券などが当たる大抽選会応募券を進呈し、地元商店での購買を促している。「これが終われば夏のバーゲンをするところもあるだろうし、秋に向かうところもあるだろう」と、同夜店市を一つのきっかけとしたい考えだ。
しかし、どの店も来店客数が減り、シャッターを閉めるところが多いのも事実。住谷理事長は「正直、これからの時代、商店をやっていこうとするならば、顧客を持っていること、郊外などの量販店とは違う、喜ばれる商品を持っていることが不可欠。日用雑貨などは量販店でいいが、ちょっとしたいいものなどがほしいときは専門店に行く。その際、お客様にすぐに思い出される店でなければならないし、お客様のニーズに合った、選ばれるものが置いてあるところでなければならない」と、これからの商店のあり方を語る。
また、さらなるお客の満足を目指すため、各商店街で発行している商品券の統一も、「今すぐには難しいが」としながらも、検討課題の一つに挙げている。
住谷理事長は「とにかく、お客様のニーズに合わせた品揃えが必要。使ってよかったと思われるようなものを提供するのが、専門店の強さになる」とする。
(廣川)
