出るからには金賞を
技能五輪金賞受賞 知野隆行さん(23)
 新潟県三条市塚野目、(株)家のスギヤマ(杉山幸英社長)の、知野隆行さん(23)は、昨年10月24日から27日まで、新潟市・朱鷺メッセで開かれた「技能五輪にいがた」の建築大工部門で金賞を受賞。建築大工部門では新潟県で二人目の受賞となった。

 知野さんは、高校卒業後、同社に入社。入社5年目にして快挙を果たした。入社6年目となる今年は、仕事をしながら通っていた、三条高等職業訓練校木造建築科を卒業予定で「現場に力を入れていきたい」という。

 技能五輪出場のきっかけは、杉山社長の勧め。同社が所属する三条市建築組合や新潟県建築組合連合会では、毎年技能五輪への出場者を一人から二人出している。今回は地元開催ということで県内からは22人が出場。全国で100人ほどが建築大工部門に出場した。

金賞を受賞した作品 知野さんは、昨年1月、勉強中の2級技能士検定試験で好結果を出したほか、県の技能大会で3位に入賞するなどした。各大会での結果が自信につながり、6月に技能五輪出場を決めた。

 「技能五輪は意識しておらず、出るからにはやろうという気持ちだった」と話す。以後3カ月にわたる練習を重ね、五輪での受賞となった。「新潟県はどの部門においてもレベルが高かった。金賞は狙ったが取れるとは思わなかった」

 受賞後も現場では「やっと半人前という感じ」だというが、金賞受賞者として「仕事に手は抜けない」と誇りを持っている。

 今後は、1級技能士取得が出場条件となる「技能グランプリ」に出場することが当面の目標。将来的には、経営者を目指す知野さんは、今年、年男の申年生まれ。活躍が期待される。
                                                (外山)