生き残るため変化に対応を
加茂商議所年頭挨拶
 新潟県加茂市の加茂商工会議所は、1月5日、年頭挨拶を兼ねた昼食会を開き、阿部大爾会頭は職員らに、目まぐるしく変わる情勢への素早い対応を求めた。

 この日正午過ぎから行われた昼食会は、毎年、新年の仕事始めにあたっての恒例行事で、阿部会頭をはじめ、梁取耕造副会頭、中林昭三副会頭、横山哲三専務理事や職員らが出席した。

 阿部会頭は、景気について、「ここに来て持ち直しの認識があるものの、依然として供給過剰で、卸小売業は大苦戦を強いられており、製造業も厳しい」とし、「業種によっては大きな変化を求められるところもある。改革などを語る際、しばしばダーウィンの進化論の一節、『強い者が生き残ったわけではない。賢い者が生き残ったわけではない。変化に対応した者が生き残ったのだ』という言葉が引用される。変化もキーワードだった。これを企業に当てはめた場合、多様な変化にスムーズに対応するには、企業も原理、原則を持たなければならない。職員の皆さんも、会員企業の業種が多様化するほど、相談も多岐にわたり、より深刻なものになるだろうが、頑張ってほしい」と職員にエールを送った。

 梁取副会頭は、足利銀行の破たんなどを踏まえ、「企業に対して勝ち組、負け組をきちんと決めざるを得ない状況だ」と厳しい金融情勢を述べ、職員にも相談に来た企業に対し、どんな問題があるのか、将来性など、一歩踏み込んだ指導を求めた。また、「お客様を回ってみて感じたことは、自分たちで自立しなければという気持ちが出ていること。会員を増やすことも大切だが、生きのいい会員を増やすようにすることが大事なのでは」と活気のある会づくりを求めた。

 中林副会頭も「会社でも話したことだが、お客を満足させるために、もう一度基本に返り、質の高いサービスを提供しようと呼びかけた。サービスを提供する中で、間違いもいろいろある。間違いと過ちは違う。間違いは、成長過程の中でたくさんある。その間違いを分かっていながら、直さないのが過ち。過ちでなく、間違いのうちに終わるようにしたい。私も間違ったら素直に直したいと思うので指導のほど、よろしくお願いします」と、自身の抱負も交えて挨拶した。

 横山専務理事が乾杯の音頭をとり、昼食会へ移った。      
                                                (廣川)