内部体制充実構想、新事業案示す
渡辺三条商議所会頭が年頭訓示
 新潟県三条市の三条商工会議所では、渡辺勝利会頭が、1月5日午前10時から、同会議所職員に対しての年頭訓示を行った。

 訓示では、来年度事業や、今後の会議所の体制づくりについて触れ、各業界団体の事務受託など、会議所の内部体制をさらに変革、充実させる考えを示したほか、青年部の設立に合わせて、従来とは違った若者にチャンスを与えるイベント事業を企画している考えを明らかにした。

 年頭の会頭訓示は、毎年仕事始めにあたっての心構えなどを述べているもの。

 冒頭、「会頭になって3年目に入り、任期は、あと10カ月だが、最近、会議所は難しい団体であると実感している。会頭職に就いてから、一生懸命に会議所を理解しようと勉強しているが、勉強すればするほど、難しい団体だと思う。会議所は、地域の信頼が厚く、色々な団体の事務を任され、真摯にこなすことで信頼を得て、それが会館の建設にもつながっている。しかし、そのことが会議所を難しくしている背景でもある。事務受託団体の長の意向を受けて、事務を行っていると、職員に上司が2、3人居るようなものになってしまう。会議所としては、効率よく事務受託をするために、もっとよい方法を見つけていくことで、さらによいサービスを提供するようにしなければならない。しかし、そのステップに進むための情報収集ができないので、IT化でそれができないかと考えている。現在、会議所では数千万円をかけて、数百万円の収入を得るという民間では考えられないことをしている。それを各団体に話すにしても情報がないので、話をするために、職員の労働の時間などをデータとして示していきたい。これから、3年かけて準備して、さらに2年かけて試行を重ね、5年のロングランで方向付けを提案している」との方向性を示した。

 昨年の大きな取り組みだった会費の改定についても触れ、「大幅に上がるところには、総じて理解してもらったが、1割、2割と少し上がる人には、意外に抵抗感があるようだ。なぜかと言うと、大幅に上がるところは、事務受託団体のリーダーであり、団体と関係の無い人には、どれほど会議所がプラスになるのかピンとこないという展開になっている。この部分をどうにか穴埋めして、地域に支持してもらえる会議所にしたい」とした。

 来年度からの会議所の体制と事業については、「ずいぶんと体制を変えてきたが、内部だけでは、なかなか新しいことが身につかないものなので、外部からコンサルタントを招いていきたい。来年度の予算では、市に言って、従来どおりではないメリハリのきいた新しい事業を展開したいと言っている。国際化が進んでいる中で、グローバルイヤーと名付け、若手にチャンスを与えるための事業で、たまたま市制70周年なので、できるだけこの地域から全国に情報を発信できる機会としたい。青年部が立ち上がろうとしている中で、その応援として全国に発信できるイベントを行いたい」とした。

 最後に、職員に協力を求め、20分ほどで終了した。      
                                                (重藤)