逆境バネに躍進を
三条商工会議所新春の集い
 新潟県三条市の三条商工会議所(渡辺勝利会頭)は、1月15日午後5時30分から、同市旭町ハミングプラザビップで平成16年会員新春の集いを開催し、会員のほか、地元選出の民主党、菊田真紀子衆院議員、渡辺秀央参院議員をはじめ、高橋一夫三条市長などの来賓、合わせて387人が出席した。

 開会に続き、渡辺会頭は年頭の挨拶で「昨年は、20数年ぶりの会費改定に多くの時間を費やしたことを思うと、思いに任せない年だった。会費の改定では、3分の1の事業所に増額をお願いしたが、お願いした事業所の多くが、新分野の開発などに着手している企業のみなさまであり、ご理解に感謝している。厳しい状況で会議所全体としての見直しであり、相対的に見ると会費は減少したことに対しても、みなさまのご理解に御礼申します。この地方の景況は、中国とのコスト競争に苦労するモノづくり産業、郊外型大型店の進出に苦しむ中心市街地の商店、公共事業の見直しや民間需要の冷え込みに苦しむ建設業などまだまだ厳しい。国の行う構造改革、規制緩和は、弱者へのしわ寄せ、とひがみたくなるほど」と、厳しさが続いた昨年一年間を振り返った。

 「明るい話題では、今年、商工会議所青年部が立ち上がる。県内16商工会議所のうち、青年部がないのは4商工会議所だけであり、三条は13番目となる。いままで前年踏襲型での商工振興基金に対して重点的配分を願いつづけてきたが、今年は、ある程度まとまった額が期待ができる。市政70周年を記念し、全国ネットのテレビに取り上げられるようなイベント開催などを夢見ている。今年はグローバルイヤーと銘打って特に若者に外国を視察する機会などを作りたい。地域の経営者も力を出し合って逆境をバネに躍進する人が一人でも出るよう過去にとらわれず、変化を恐れず、あらゆる挑戦を行ってほしい」と話した。

 次に高橋市長は、「今年は、世界、国、地域にとって大切な年となる。世界では、経済力、軍事力においてオンリーワンだったアメリカが、自国だけの視点から行動するか、国際的視点から行動するか大きな分かれ道となっている。国内では小泉改革。私はこの改革を支持してきたし、今も支持している。昨年の三位一体の改革によって厳しい状況だが、這いつくばって予算編成を行っている。しかし、小泉内閣は、今のものが精一杯との感覚を持ち始めており政権交代も考え始めた。今年の選挙は大きな意義がある。みんなが政治、選挙に大きな関心を持つべき。三条市としては合併が大きな課題。3市町村での合併は必ず実現したい。小さな役所にして人件費を減らし、その分をみなさんに回せればよりよい予算運用ができる。これからは役所がやっていたことに、業界人、市民として踏み込んでください」と話した。

 菊田衆議は「国会へ行ってみて、いろいろな地域、団体からの要望、陳情が多いと感じた。11月、12月は陳情への対応で精一杯だった。これからは地方から金を掛けて(陳情に)来こなくても、国、役人が握っている権限を委譲すれば、よりよくなる。次の参議院選は市民主権となることが重要。念願であった経済産業委員に所属したので、消費税総額表示問題、産業政策促進費の活用など、業界の人たちの願いが叶うよう努力したい」と述べた。

 また、渡辺参議は挨拶の中で、次期参議院選挙に全国比例代表民主党北信越重点候補として立候補を表明した。

 来賓の挨拶の後には、渡辺会頭、各部会の部会長が登壇。出席者全員で「新春躍進宣言」を唱和。田中寿三条市議会議長の音頭で乾杯し、宴会に移った。
                                                (外山)