渡辺勝利三条商議所会頭
最後の1年(?)の決意ありあり
新しい予算と新しい事業強調
 今年10月で3年の任期を終える三条商工会議所、渡辺勝利会頭は、1月23日正午から開かれた三条商工会議所常議員会での挨拶のなかで、「3年目の今年は、新しい予算、事業を進めたいと思っている」と抱負を述べた。

 渡辺会頭は、会頭は長期間続けるべきでないという考えで、1期3年で辞任する意向だとされ、挨拶でも「1年目は、羽二生良夫前会頭の事業を踏襲、2年目の昨年は、商工会議所の見直しを行った。3年目の今年は、積み上げとして、皆さんのご理解を得ながら、新しい予算、事業を進めていきたいと思っている」と、決意の一端を覗かせた。

 議案審議の説明を通して、例えば、2年目の見直しに対しては、「職員に対して、給与、ボーナスを減らし、職員数を減らしてやっている」とし、職員に不満があるだろうと、昨年12月10日に男性職員、1月10日に女性職員を対象に、渡辺会頭、青木文雄専務を除き、3人の副会頭を中心に懇談会を開き、職員の気持ちを汲み取ったことなどを報告。

 会費の見直しでは、3分の1に当たる会員が値上げの対象になり、現在、同意を得ている事業所が730事業所、全体の会員の6%、値上げ対象事業所の23%の同意が得られていない点、会費値上げによって脱会する会員が例年より多い点を踏まえて、「一生懸命頑張っている人に会費の値上げを願ったが、反省している」とした。

 新年度の予算としては、三条市長に補助金の増額を要望。高橋一夫三条市長は、三条市の商工課職員を減らしてでも、アウトソーシングできる事業は商工会議所などに任せる考えで、新しい予算付けを行う予定であることを示した。

 新しい事業については、これまで、商工会議所と各種団体の共催事業が多く、会議所の部会長などと、団体の役員の双方から話が来て、職員が戸惑うこと、商工会議所の存在感が薄れてしまうことなどから、商工会議所の事業と、各団体の事業を分離したい意向を示した。

 4月1日から義務付けられる、消費税の総額表示について、これまで、三条商工会議所として、総額表示など消費税の改正に反対してきたが、既に国会を通過している法改正であり、一事不再議の原則で、改正の廃案は難しく、反対運動の成果で、公取委などが、弱者へのしわ寄せを防止する体制を強化しているなどから、反対するのでなく、苦情を聞いて、日本商工会議所など上部に挙げる役割を果たしたい、とした。

 目下、新年度予算、事業を検討しているところで、初めて開催する2月5日の正副部会長・委員長懇談会の席で、会員の要望、意見を吸い上げて、反映させていく構えだ。

 渡辺会頭の仕上げの年である新年度の予算、事業に注目が集まっている。
                                                (社主)