本人のやる気重視
さんじょうミニチャレンジショップ 「商売堂」出店者募集
 新潟県三条市の三条商工会議所チャレンジショップ事業運営委員会が進めている、三条ミニチャレンジショップ「商売堂」は、1期生が卒業し、今は3期生が入居している。

 同事業は、中心市街地に位置する既存の空き店舗を活用し、独立開業する意欲のある人に安い家賃で提供し、仕入れや販売、開業のノウハウなどを指南するほか、商店街の担い手となる起業家の育成を図り、独立開業を支援することで三条市の商店街の活性化や商業振興につなげようと、新潟、長岡に次いで県内3番目、県央地域では初のミニチャレンジショップとして、平成14年9月28日にオープンした。

 三条市本町2地内にある商売堂は、1店舗あたりの面積が約2坪で、最大5店舗まで入居できる。

 18歳以上で独立開業する意欲のある人で、小売業、飲食店を除くサービス業であれば、出店できる。

 入居期間は、4月または9月からの半年間。1回に限り更新可能で、最長1年間入居でき、同委員会での審議を経て、さらに延長することも可能だ。

 同会議所では「小売店を目指したい、商売をしたいという人の足がかりになれば」と力を入れている。

 オープン当初は、1階に4店舗、2階に1店舗と店内をフル活用している状態だったが、現在は1階に2店舗、2階に1店舗の計3店舗が入居している。

 入居時期は決まっているが、随時、出店の応募を受け付け、面談を行っている。しかし、問い合わせや資料の持ち帰りは多いものの、実際に応募する人は少ない状況で、デフレで、かつ供給過剰傾向にある経済状況を浮き彫りにしている。

 応募があっても、面談の際、明らかに商売として厳しく、成り立たないものに対しては、同委員会で指摘している。「一時期は、100円ショップでも売っているような商品や化粧品、雑貨などを扱いたいという人もいた。しかし、ホームセンターや大型店などで売っている商品を、2坪ほどの面積の店で売っても商売にならない。2坪には、2坪なりの経営がある。将来的に20坪ということもあるが、それなりの商売の仕方がある」とし、「個店に来る人は、目的があって買いに来る人ばかり。ここにしかないものを売るしかない。肝心なのは、売れるものを見つけること。それが商売。厳しい中で固定客づくりをしていかなければ」と話す。

 また、「商売堂に出たからと言って、その後必ず個店を出す必要はないし、出すとしても同じ職種でなくてもいい」とし、あくまで出店者本人のやる気と実際に小売を経験することに重点を置く。

 昨年9月末で卒業した1期生の3人は、1年間商売堂で経験を積み、その結果、それぞれが新店舗を構え、順調に軌道に乗っている。

 現在、商売堂に出店している3人も、リピーターも増え始め、「売り上げも少ないということはない」とのこと。

 これには、地元商店街の協力も大きい。「商店街の人たちが、自分の店に来たお客に、お茶飲み話で商売堂の宣伝をして、応援してくれている」と、相乗効果に期待を寄せる。

 「どの商売もしのぎを削っている。ショッピングモールがますますレベルを上げる中、個店の存在意義も変わる」とし、その中でも独立開業したいという熱意のある人の応募を呼びかけている。

 問い合わせは、同会議所商工振興課(TEL0256・32・1311)へ。   
                                                (廣川)